スバルは7月18日、新型「アンチャーテッド」（米国仕様車）を米国ニューヨークで世界初公開した。2026年に米国市場での導入を予定している。
新型アンチャーテッドは、トヨタとスバルが、「もっといいクルマづくり」を目指して、互いに強みとする技術や知見を持ち寄り、両社のエンジニアが切磋琢磨しながら共同開発した、スバルグローバルバッテリーEVラインアップの第3弾となるモデル。コンパクトなサイズながら、バッテリーEVならではの走行性能と、使い勝手や取り回しの良さといった実用性を兼ね備えた、多様なカスタマーのライフスタイルに応えるSUV。
アンチャーテッド（UNCHARTED）という車名は、「地図に載っていない、未知の」を意味し、行ったことのない場所へも気軽に出かけ、自分の世界を広げてほしいという想いが込められている。
外装では、クリーンでシームレスなフロントフェイス、ハイコントラストで凝縮された塊感のあるボディによって、先進性やスポーティさ、アクティブでタフなイメージを表現。内装では、インパネまわりの造形をすっきりとした横基調とし、開放的で居心地のよい空間を表現。さらに、アンチャーテッド専用のオレンジ色の加飾を採用した。
電池・充電性能では、74.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを採用し、FWDモデルでは約300マイル以上［開発時における試算値（米国仕様）］、AWDモデルでは約280マイル以上［開発時における試算値（米国仕様）］の航続距離を確保。
また、急速充電の前にバッテリー本体の温度を調整する機能“バッテリープレコンディショニング”を採用し、バッテリーを充電に最適な温度とすることで、充電量10%から80%までの急速充電時間を約30分［-10℃の環境下において150kW急速充電器での充電時間（開発時における試算値）］とした。
さらに、ソルテラ改良モデルと新型トレイルシーカーに続き、充電ポートに北米充電規格（North American Charging Standard）を採用した。
走行性能では、高出力モーター［システム最大出力はFWDモデル221馬力、AWDモデル338馬力（開発時における試算値）］を採用することで、バッテリーEVならではの、レスポンスよくトルクを発生させるモーター特性を活かした、リニアで伸びのある加速を実現。
また、スバルが培ってきた技術を活かしたサスペンション、電動パワーステアリングのセッティングや、新たなAWD制御の採用により、ドライバーがより意のままに操ることができる走りを実現した。
使い勝手では、ソルテラに対して全長を約170mm短くすることで、取り回しのよいボディサイズとしながらも、十分な荷室容量を確保している。
