フィアット「グランデ パンダ」の優れた内外装デザインが評価され“Red Dot Award 2025”プロダクトデザイン部門を受賞

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フィアットは7月11日(現地時間)、「グランデ パンダ」の優れた内外装デザインが評価され“Red Dot Award 2025”プロダクトデザイン部門を受賞したと発表した。なお、同モデルの日本国内での発売は2026年初春を予定している。

1955年に創設されたRed Dot Award(レッド・ドット・デザイン賞)は、世界的に優れたデザインの指標として認知されている賞。プロダクトデザイン、ブランド&コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3部門で構成され、毎年、世界各国から選ばれた専門家による審査が行われる。審査基準には、独創性、美的品質、使いやすさ、環境への配慮などが含まれ、今回は世界43名の著名なデザイン専門家や学識者による審査を経て決定された。

グランデ パンダは、フィアットが長年にわたりリードしてきたBセグメント市場への力強い再参入を象徴したモデルで、1980年代のアイコニックなモデルであるパンダにインスパイアされ、ブランドの伝統と革新を融合。ピクセルをモチーフにしたPXL LEDライトが特徴的で、上部のグリルからヘッドライトにかけて伸びるデザインが、レトロなビデオゲームを想起させる。

また、旧フィアット・リンゴット工場(トリノ)のキューブ型窓を彷彿とさせるデザインでもある他、自動車業界で初めて、リサイクル飲料容器由来のアルミとポリエチレン(polyAl)を、インテリアの青みがかかったセンターコンソールからダッシュボード、フロントとリアのドアパネルに至るまで幅広くに使用(1台あたり約140パック分)。さらに、グランデ パンダ La Primaのダッシュボードには、竹を原料としたサステナブル素材「BAMBOX Bamboo Fiber Tex®」を採用している。

 

<ステランティスグループ グローバルチーフマーケティングオフィサー/フィアット CEO オリヴィエ・フランソワ氏のコメント>

グランデ パンダでは、シンプルさ、創意工夫、そしてスタイルを融合させることを目指しました。フィアットの進化を体現するこのクルマでRed Dot Awardを受賞できたことは、大きな誇りです。この名誉ある賞は、“責任あるモビリティ” が感動を呼び起こすことができるという証でもあります。

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