【2020年春版】個性派ぞろい!新車で購入できる輸入車のMT車紹介

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EV(電気自動車)やPHV(プラグインハイブリッド)といった、電動車のラインアップ拡充が図られる一方で、MT(マニュアル・トランスミッション)車のラインアップは減少傾向にある輸入車。中には、日本に導入しているモデルにMT設定がないブランドもあり、新車で購入できるMT車の選択肢が限られている。

ただ、少ないながらもMT車を設定するブランドもある。そこで今回は、日本に導入されている輸入車のMT設定がある車種を紹介しよう。

■BMW

メルセデス・ベンツ、アウディ、BMWのいわゆる“ジャーマン3”の中で、唯一国内にMT設定の車種を導入。ただ、MT設定があるのは、1シリーズや3シリーズといった量販グレードではなく、ハイパフォーマンスモデルのM2、M4のみとなっている。

・M2

現在は、M2をベースにさらに走行性能を高めた「Competition(コンペティション)」のみをラインアップ。ベースモデルのエンジンは、直列6気筒3.0Lターボエンジン(最高出力370PS/最大トルク465Nm)だったが、コンペティションは最高出力410PS/最大トルク550Nm)と大幅に強化されている。

6速MTは、シフトダウン時に自動的に回転数を上げ、スムーズなシフトチェンジを可能にするスロットルブリッピング機能を採用。また、カーボンファイバー強化樹脂(CFRP)製のフリクションライニングの採用により、軽量化を実現するとともに快適なシフト特性を実現している。

・M4

M4はクーペとハイパフォーマンスのコンペティションの両方に6速MTを設定。搭載するエンジンは直列6気筒3.0Lターボエンジンだが、クーペは最高出力431PS/最大トルク550Nm、コンペティションは最大出力450PSまで引き上げられ、内外装に専用装備が施されている。

■ポルシェ

人気を博しているカイエン、マカンといったSUVにMT設定は無いが、「718ケイマン」、「718ボクスター」はMTが設定されている。なお、昨年フルモデルチェンジして国内で発売された新型「911」には現状MTは導入されていないが、海外ではMTも設定されている。先代911はMT設定モデルが日本に導入されていたので、今後の導入を期待したいところである。

・718ケイマン/718ボクスター

伝統的なフォルムとミッドシップレイアウト(MR)を採用する718ケイマンと、そのオープンモデルである718ボクスターは、高性能でありながら911よりも価格が手ごろであることから、ポルシェの入門モデルとしても根強い人気を持つモデルだ。
MRの2シーターである718ケイマン/ボクスターは、2.0Lターボを搭載するベースモデル、2.5Lターボを搭載する高性能タイプの「S」、Sをベースにパワーを向上させ数多くの専用装備を採用するトップグレードの「GTS」が設定されており、そのいずれにもMTが設定されている。

718ケイマン
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