スバルは6月4日、東京電力エナジーパートナー株式会社(以下「東京電力EP」)および株式会社富士テクニカルコーポレーション(以下「富士テク」)との3社間で2024年10月に締結したオフサイトコーポレートPPAに続く追加の契約を締結し、群馬製作所 矢島工場における再エネ電力の活用を拡大すると発表した。
追加契約では、既存契約に基づき設置された発電設備および新設される太陽光発電所(設備容量:約5.2MW)にて富士テクが発電する再エネ電力を、2026年2月以降、東京電力EPがスバルの矢島工場および東京事業所へ供給。
同取り組みを通じて再エネ電力の活用をさらに拡大することで、既存契約にて、東京事業所の非稼働日における余剰電力を活用していた矢島工場では、年間電力使用量(消費量)の約10%に相当する約5.7GWhが再エネ電力となり、東京事業所に供給される年間使用電力量(消費量)の約14%に相当する約4.5GWhの再エネ電力とあわせて、矢島工場および東京事業所における年間のCO2排出削減量は、既存契約で見込まれる約1,600トンから約3,800トンに拡大する見込みだとしている。
スバルグループは、工場やオフィスにおける温室効果ガスの排出(スコープおよびスコープ2)において、2050年のカーボンニュートラルを目指し、脱炭素社会に貢献するため、2035年度までに2016年度比でCO2排出量の60%削減という中期目標を掲げており、これまで電力由来のCO2削減において、省エネによる電力使用量の削減と自社敷地内への太陽光発電の導入を優先的に進めた結果、2023年度末時点で国内における太陽光発電設備の導入設備容量は11MW以上となり、約12GWhの再エネ電力を創出し、約4,500トンのCO2削減を果たしている。