マツダと一般社団法人日本自動車連盟中国本部(以下「JAF中国本部」)は6月24日、「交通安全・防災活動等に関する包括的連携協定」を締結したと発表した。
また、2者の締結式において、近年増えている水害による被害を減らしたいというJAF中国本部の思いを受けて、マツダが製作した「道路冠水時水圧体験ドア」が公開された。
マツダは、JAF広島支部が主催する広島市内の小学校・中学校・高等学校の児童・生徒を対象とした「JAF広島支部交通安全みらいプロジェクト」に2021年から参画しており、今回締結された包括的連携協定を踏まえて、防災意識を高める活動に貢献するとしている。
道路冠水時水圧体験ドアは、近年、局地的な大雨、都市型水害が全国各地で頻発している状況を鑑みて、災害に対する意識や知識の向上を図る活動を通じて、自分と他人の命を守る行動につなげることを狙いとして制作された、実車のドアおよびシートで構成されたデモ機。組み込まれた専用スプリングをロックすることで、水深60センチ程度の道路冠水時にドアを開く際の水圧を再現する。
今後、JAF中国本部が参加する防災や交通安全に関する啓発活動での使用を予定している。