アルファ ロメオ、新型コンパクトSUV「ジュニア」発売、発売記念の200台限定車「ジュニア イブリダ スペチアーレ」も販売開始

all 自動車 新車情報

ステランティスジャパンは6月24日、アルファ ロメオの新型コンパクトSUV「ジュニア」を全国のアルファ ロメオ正規ディーラーを通じて発売するとともに、発売を記念した限定車 「ジュニア イブリダ スペチアーレ」を設定し、同日より全国200台限定で販売を開始した。

1960年代に登場した「GT 1300ジュニア」は、美しいボディフォルムと高性能な走りで知られるスポーツカー「ジュリア・スプリントGT」から継承したデザイン、軽快な走りとドライビングを特徴としたスポーツモデルで、今回発売したジュニアの車名にも由来している。

 

<ハイブリッドとEVの2種類のパワートレーン>

ジュニアのパワートレーンは、1.2リッター直列3気筒DOHCターボチャージャー付エンジンと16kWのEモーターを内蔵した新開発デュアルクラッチトランスミッション(eDCT)、48Vバッテリーからなるマイルドハイブリッド(HEV)「イブリダ」と、WLTP基準で最長494kmの航続距離を実現した電気自動車(EV)「エレットリカ」の2種類をラインナップ。

◆「イブリダ」

アルファ ロメオらしい軽快な走りと高い燃費性能を有するマイルドハイブリッドモデル。エンジンには熱効率を高めるミラーサイクル方式を採用している他、可変ジオメトリーターボにより、低回転から高回転までフラットなトルク特性を実現。また、バルブトレインの改良によりエンジンの耐久性も向上しており、システム全体の最高出力は145psを達成。

さらに、発進時や渋滞時などのStop&Goを繰り返すシーンでは、Eモーターのみでの走行が可能な他、Eモーター走行中もエンジン走行時と同様にアクセルを離すと車がゆっくりと前進する「クリープ走行」に対応し、マニュアル感覚の走りを楽しめるパドルシフトレバーも装備している。

◆「エレットリカ」

54kwの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、長距離ドライブも可能な最大494km(WLTP)の航続距離を実現。また、バッテリー温度を自動で調整するシステムを備えることで安定した航続距離と長寿命化を確保した他、CHAdeMO方式の急速充電と普通充電の両方に対応している。

モーターは、最高出力115kW(156ps)、最大トルク270Nmを発揮し、EVならではの力強く滑らかな走りを実現した。

 

<限定モデルを含む4グレードを設定>

グレード展開は、HEVモデルの「イブリダ コア」と「イブリダ プレミアム」の2グレード、EVモデルの「エレットリカ プレミアム」1グレードの他、ローンチ特別グレードモデルとしてハイブリッド車の特別限定モデルの「ジュニア イブリダ スペチアーレ」の4グレードを設定。

◆「イブリダ コア」

アルファ ロメオが誇る独自のデザインと装備を持つベースグレード。LEDマトリクスヘッドライト、17インチアルミホイール、10.25インチタッチスクリーンナビゲーション、Connectシステム、ファブリックシート(前席シートヒーター付)、8色のカラーが選択可能なアンビエントライトなどを標準装備。

◆「イブリダ プレミアム」および「エレットリカ プレミアム」

ブラックルーフを備えた2トーンカラーを選択できる他、グロスブラックボディキット(イブリダ プレミアムのみ)、18インチアルミホイール、レザーステアリングホイール、ファブリック/テクノレザーシート(前席シートヒーター、運転席アクティブランバーサポート付)、アルミニウムキックプレートなどを装備し、上質感を強調したモデル。

 

 

<アルファ ロメオの伝統的なデザインを散りばめた外装デザイン>

トリノを拠点とするアルファ ロメオ・チェントロスティーレ(デザインセンター)が手掛けた外装デザインでは、随所にアルファ ロメオの伝統的なデザインを導入しており、三眼ヘッドライトや進化したトライローブ(三つ葉)形状のフロントグリル、1960年代にアルファ ロメオが先鞭をつけたデザイン手法、“コーダトロンカ”(空力特性のためにリアエンドを断ち切ったデザイン)を採用。機能的かつ情熱的なイタリアン・デザインを体現した。

 

 

<ドライバーを中心として設計された室内空間>

内装では、アルファ ロメオならではのドライバーを中心として設計されたコックピットを基盤に、最新技術を採用。すべてを直感的に行えるほどの素早い感知で操作できるようレイアウトされ、インストルメントパネルの計器類はレーシングカーのように奥まった位置に配置し、モータースポーツのDNAを感じさせながらも高い視認性を確保するテレスコープデザインを採用。中央にはホーム画面をドライバーの好みにカスタマイズ可能な10.25インチのタッチスクリーンを装備。

また、エアコン吹き出し口やメーター、コンソール周辺にLEDライトを配置し、夜間の車内空間に上質な雰囲気と高揚感をもたらすアンビエントライトを採用した。

ラゲッジルーム容量はイブリダが415ℓ、エレットリカが400ℓを確保。

 

 

<充実した先進運転支援装備>

アダプティブクルーズコントロール(STOP&GO機能付)、ブラインドスポットモニター、レーンキーピングアシスト、360°パーキングセンサー、180°リアカメラなどを全モデルに標準装備している他、キーを取り出さなくても車に近づくだけでロックが解除され、離れると自動で施錠されるプロキシミティアクセス機能や、荷物で手がふさがっていてもバックドアを簡単に開閉できるハンズフリー電動テールゲートを装備。

 

<特別限定モデル「ジュニア イブリダ スペチアーレ」>

ラインナップの最上位にあたるモデルで、アルファ ロメオの象徴である「スクデット」(盾グリル)が、BEVモデル同様にプログレッソ・デザインとなる他、サンルーフ、マットブラック&レッドインサートボディキット、レザー&アルカンターラステアリングホイール、サベルト製スポーツシートを装備した。

 

 

【希望小売価格】[ジュニア]420万円~556万円[ジュニア イブリダ スペチアーレ]533万円

Tagged