ジャガー、新生ジャガーブランド初のBEVとして投入する市販車モデル「4ドアGT」を9月に世界初公開

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ジャガーは4月6日、新生ジャガーとして初となる市販車モデルの「4ドアGT」を9月に世界初公開すると発表した。また、世界初公開に先駆けて新生ジャガーの開発ストーリーを公開した。

エンジニアたちは、ジャガーブランドの未来を描く取り組みを前に、現代的観点で構想されたラグジュアリー4ドアGTに、ジャガーの神髄を吹き込むには欠かせない手順として、これまで同ブランドが送り出してきた名車の見直しを図り、最初にジャガーの本質であるダイナミックな走りを紐解くために、歴代のアイコニックなモデルを運転することから開始したという。

新型ラグジュアリー4ドアGTは、余裕のある力強いパワーがもたらす魅力的なドライビングと、洗練された落ち着きという2つの個性を1台で具現化したモデルで、2つの個性は「E-TYPE」、「XJS」、「XJ」といったジャガーの名車に共通するDNAであり、エンジニアたちは新型モデル開発にあたり、2023年5月に「XK120」、「E-TYPE」、「XJ COUPE V12」、「XJS」、「XJ SERIES I」を運転する機会を設け、エンジニアたちはジャガーのルーツと各モデルに共通する要素を五感で感じることで、新型ラグジュアリー4ドアGTに反映、進化を図った。

 

 

<各モデルからの反映点>

  • XK120:落ち着いたドライビングが特徴の同モデルからは、ドライバーを包み込むような室内が必要であること、そして同じクラスの現行モデルのパフォーマンスレベルを超えなければならないこと
  • E-TYPE:快適でリラックスできる空間でありながら、速さと扱いやすいパフォーマンスを備え、ジャガーの人目を惹く絶対的な存在感
  • XJ COUPE:4ドアGTのドライビングダイナミクスは、パフォーマンスと快適性を併せ持つ同モデルからのインスピレーションを強く受けており、XJ COUPEのV12エンジンは常に余裕のあるパワーを発揮しながらもラグジュアリーサルーンのようなシャシーで快適な乗り心地を実現
  • XJS:当時、長距離を速いベースで移動できるように設計された同モデルは、コーナーを鋭く駆け抜け、自信に満ちた走りは、新型4ドアGTにも継承
  • XJ SERIES I:1968年にワールド・カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた同モデルは、時代を超越した魅力を持つ代表作のひとつであり、その余裕あるパワーと卓越した洗練性という特性は、ジャガーの未来の中核を成すもの

 

ジャガーの精神を忠実に再現するため、新型ラグジュアリー4ドアGTには現実世界およびバーチャル環境での厳しいテストによる開発スケジュールを適用しており、世界中の過酷な条件と環境およびデジタル領域でのテストにより、独自のドライビング特性を磨き上げ、4ドアGTのための推進技術を自社開発した。

また、インテリジェントなトルクベクタリングとトリプルモーター技術により、1,000PS以上、1,300Nm以上のトルクを発揮。必要な時に必要な場所にパワーを供給し、わずか1ミリ秒で反応するソフトウェアによって、刺激的で満足感のあるドライビング体験を実現。ダイナミックエアサスペンションとツインバルブアクティブダンパーが連携し、洗練した乗り心地と優れた安定性を実現した。

 

<JLRのビークル・エンジニアリング・ディレクターであるマット・ベッカー氏のコメント>

開発の初期段階で、私たちは異例ともいえる方法を取り入れ、歴代の名車を実際に運転することに時間を費やしました。何がJAGUARをJAGUARたらしめているかを肌で感じるためには必要な作業でした。JAGUARは常に、最高のパフォーマンスと快適性という2つの要素を完璧に調和させていますが、このことは新型ラグジュアリーGTでも例外ではありません。この新型モデルはJAGUARというブランドを象徴するあらゆる要素を具現化しています。かつて創業者のウィリアム・ライオンズ卿は、『運転は喜びであるべきであり、雑用や作業であってはならない』とよく言っていました。“Spirit of Jaguar Drive”と称したこの体験は、余裕のある力強いパワーと洗練された落ち着きという、JAGUAR独自のドライビング特性の再認識につながりました。そしてこれらは、新生JAGUARが投入するラグジュアリー4ドアGTにも不可欠なものであり、その長いボンネットと低いルーフラインは、過去の名車とのつながりを強く想起させ、EVデザインの常識を覆すものです。

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