日産自動車は10月29日、「Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー 2025)」(プレスデー:10月29日~30日、一般公開日:10月31日~11月9日、開催場所:東京ビッグサイト)において、2026年夏発売予定の新型「エルグランド」を先行公開するとともに、「パトロール」の2027年度前半国内導入を発表した。
<新型「エルグランド」を先行公開>
1997年に初代モデルが登場したエルグランドは、存在感あふれるスタイリング、長時間でも快適に過ごせるシートを備えたゆとりのある広い室内空間と高級な内装、優れた走行性能を特徴としたプレミアムミニバン。
4代目となる新型エルグランドでは、第3世代となる日産のハイブリッドシステム「e-POWER」と進化した電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載し、インテリジェントダイナミックサスペンションの採用による優れた乗り心地を実現した他、走行性能の進化を図った。
デザインでは、ジャパンフラッグシップとして、“威風堂々”とした存在感を感じさせる外装に仕上げられており、内装には、国内モデルとしては初の14.3インチの大画面統合型インターフェースディスプレイを採用し、上質で先進的な空間を実現した。
<「パトロール」を2027年度前半に日本市場に投入>
パトロールは、過去の伝統を受け継ぎながら、大胆なデザインと、パワフルなV6ツインターボエンジン、そして最新のインフォテインメントシステムとプレミアムな内装を兼ね備えたSUVとして、中東市場で高い評価を得ているモデル。
今回、ジャパンモビリティショー2025で行われたプレスブリーフィングにおいて、日産のCEOであるイヴァン エスピノーサ氏は、「70年以上前、日産は第1回東京モーターショーで『パトロール』を披露しました。その後、現在に至るまで『パトロール』は世界中で活躍してきました。日本市場においては2007年の『サファリ』の生産を終了して以降、大型SUVはラインナップしていませんでしたが、この度、新型『パトロール』を日本に投入することを正式に決定いたしました。70年以上にわたる歴史を礎にした新型『パトロール』は、日本市場においても類を見ない存在感を放つことでしょう」と語った。
なお、日本市場向けのパトロールの仕様や価格などの詳細情報は、発売時期に合わせの発表を予告している。
<「アリア」マイナーチェンジモデルを公開(参考出品)>
アリアは、洗練されたデザインと最新技術を兼ね備えた日産のフラッグシップEV。今回出展するモデルは、年度内のマイナーチェンジを予定しており、より先進性と上質感を感じるフロントデザインに一新するとともに、Googleを搭載したインフォテインメントシステムの採用や、EVのバッテリー電力を取り出すことができるV2L(Vehicle to Load)機能の追加、また日本の道路環境においてより快適な乗り心地を提供するサスペンションの変更などを施している。

日本市場での取り組みについて、イヴァン エスピノーサCEOは、「力強く活気ある日本市場は、日産のグローバルな成功にとって鍵となります。私たちは、日産の伝統を活かした感情を掻き立てる商品を投入していきます。日本市場向けの新たなフラッグシップとして『パトロール』と、先進技術を搭載した『エルグランド』を投入します。私たちの目標は、軽の『ルークス』からフラッグシップモデルまで、日常のニーズを満たすだけでなく、感動と誇りを呼び起こす魅力的な商品をお客さまにお届けすることです。」と述べた。













 
						 
						