ルノー・ジャポンは10月2日、「ルーテシア」のマイナーチェンジを実施し、「ルーテシア エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH」を10月9日に発売すると発表した。
今回新たに導入されたルーテシア エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHは、アルピーヌのモダンでエレガントなエッセンスを取り入れたスポーティで上質な内外装が特徴のエスプリ アルピーヌグレード。
パワートレーンには、ルノーが独自に開発したハイブリッドE-TECHを搭載。メインモーターのE-モーターとHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)の2つのモーター、直列1.6リッター4気筒自然吸気エンジン、これらを繋ぐ電子制御ドッグクラッチ マルチモードATで構成され、ダイレクトかつスムーズなドライブフィールと低燃費を実現。
システム出力は従来の140PSから143PSに向上し、燃費も0.2km/L向上して25.4km/L(WLTCモード)を達成し、2030年度燃費基準100%達成のエコカー減税対象車となる。また、車両重量が10kg軽量化されたことも燃費の向上に大きく寄与した。
さらに、電子制御ドッグクラッチマルチモードATが組み合わされ、モーター側に2つ、エンジン側に4つのギアを持ち、これらのギアを組み合わせた12通りの変速比でモーター、エンジンそれぞれから動力を切れ目なく効率よく引き出すことで、中速域でのスムーズでレスポンスの良い加速と、高速域での力強い加速が実現した。
外装では、新しいルノーデザインを取り入れた彫刻的で引き締まったフロントフェイスを採用。よりコンパクトでスリムになったフルLEDヘッドライトが精密さと高い技術性を表現した他、拡大したグリルの輪郭がモダンな雰囲気を与え、チェックグリッドが力強さとスポーティ感を強調。ブランドロゴからインスピレーションを得た縦長のハーフダイヤモンド型LEDデイタイムランプがモダンさを際立たせ、モータースポーツの世界から着想を得たマットシェルグレーのF1ブレードがスポーティな印象を演出。
フロントフェンダーには、アルピーヌのエンブレムを装着し、足元にはスポーティかつエレガントなデザインの専用アロイホイール(17インチ)を装備した。
内装では、バイオスキン×ファブリック素材を採用した、前関シートヒーター付きのサポート性に優れたシートを採用。シートバックにはアルピーヌのロゴが施されている他、アルミペダル、ステアリングヒーター付TEPレザーステアリングホイール、アルピーヌロゴ入りキッキングプレートを採用することで、アルピーヌの世界観を表現。
センターコンソール中央のディスプレイには、スマートフォン用ミラーリング機能が付いた9.3インチ マルチメディア EASY LINK縦型タッチスクリーンが新たに装備され、オーディオ、電話、運転・駐車支援システム、車両設定等の各種操作が行なえる他、Apple CarPlayとAndroid Autoの使用が可能。Boseサウンドシステム+9スピーカーを採用したオーディオシステムも装備している。
先進の運転・駐車支援システムについては、アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーンキープアシスト(車線逸脱防止支援)、アクティブエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ/歩行者・自転車検知機能付)、360°カメラ、リアクロストラフィックアラート(後退時車両検知警報)、ブラインドスポットワーニング(後側方車両検知警報)、レーンデパーチャーワーニング(車線逸脱警報)、セーフティディスタンスワーニング(前方車間距離警報)、パーキングセンサー(フロント/リア)、トラフィックサインレコグニション(交通標識認識)などを搭載。
【希望小売価格】399万円