アウディ、新型クーペSUV「Q6 スポーツバック e-tron」発売、導入記念限定モデル「エディションワン グレー/ブルー」も登場

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アウディ ジャパンは10月1日、電動モデルQ6 e-tronシリーズのラインアップを拡大し、新型電動モデルのクーペSUV「Q6 スポーツバック e-tron」を全国のアウディ正規ディーラーを通じて発売した。また同時に、同モデルの導入を記念する世界的な販売記念限定モデル「Q6 スポーツバック e-tron エディションワン グレー/エディションワン ブルー」も同日より発売した。

 Q6 e-tronシリーズは、アウディがポルシェと共同開発したスポーティでハイパフォーマンスなBEVプラットフォームPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)をベースに、洗練されたアウディのSUVであるQモデルのスタイルと、e-tronのデザイン言語を融合させた次世代電動SUV。

今回発表したQ6 スポーツバック e-tronは、SUVの居住性とスポーツバックの魅力を融合させ、より機能的で美しいプロポーションで、デザイン志向のユーザーにアピールするSUVクーペ。

 

<2種類のバッテリーサイズと2つの駆動バリエーションを設定>

国内導入されるQ6 スポーツバック e-tronには、2種類のバッテリーサイズと2つの駆動バリエーションを設定。Q6 スポーツバック e-tronでは総電力量83kWhの高電圧バッテリーを搭載し、ローンチコントロールモードで最高出力215kWを実現、後輪駆動により0–100km/h加速を7.0秒で達成。一充電走行距離は最長589km。

Q6 スポーツバック e-tron クワトロでは、総電力量100kWhの高電圧バッテリーを搭載し、最大出力285kWを実現、クワトロ四輪駆動により0–100km/h加速を5.9秒で達成。一充電走行距離は最長663km。

 

 

Q6 e-tronのスポーツグレードSQ6 スポーツバック e-tronでは、前後軸に計2つの電動モーターを搭載し、ローンチコントロールモードではシステム最大出力380kWを実現、クワトロ四輪駆動により0–100km/h加速を4.3秒で達成。一充電走行距離は最長685km。最高速度はSQ6 スポーツバック e-tronが230km/h、それ以外のモデルは210km/h。

 

 

Q6 スポーツバック e-tronは、日常の利便性と長距離ドライブの快適さを両立させるために、最先端の充電技術を搭載した電動モデルとして、標準バッテリーには800Vテクノロジーを採用しており、欧州では最大充電出力は270kWに対応し、最適な急速充電ステーション(High Power Charging:HPC)を利用すると、約21分で充電レベル(SoC)を10%から80%まで回復。日本では、最大135kWで対応し、Audi charging hub紀尾井町や芝公園、日本国内アウディ販売店に設置されているCHAdeMO方式として国内最大出力の150kW急速充電器を利用した場合、約35分で充電レベル(SoC)を10%から80%まで引き上げ、さらに8kWのAC充電にも対応している。

 

<大幅に向上した走行ダイナミクス>

フロントアクスルの再設計により走行ダイナミクスを大幅に向上。SUVと同様、スポーツバックのトレーリングアームは、走行方向に向かってタイロッドの前方に配置されており、アクスルキネマティクスを最適化したことで、走行ダイナミクスがさらに高まり、ステアリングの応答性も改善。ステアリングラックをサブフレームに剛性高く接合することで、より俊敏な反応を実現。

また、新設計のステアリングと最新のソフトウェア制御は、新しいフロントアクスルと組み合わさることで、走行状況や路面状況について、ステアリングホイールを通じてより多くのフィードバックを連続的に提供し、機敏性を向上。後輪駆動志向のセッティングにより、駆動システム全体で柔軟性が高いトルクの四輪への駆動分配が実現し、走行ダイナミクスをさらに向上。クワトロ四輪駆動仕様では、前後アクスルに搭載された異なるサイズの電動モーターにより、フルロード時でも後輪駆動寄りのトルク分配が可能となっている。

 

<スポーティな美しさを強調する外観デザイン>

初代TT クーペのアイコニックなデザインを思わせる傾斜したルーフラインは、スポーティな美しさを強調。ルーフ全体のデザインが見直され、車高はSUVよりも最大40mm低く(SQ6 スポーツバック e-tron)、優れた空力性能によりcd値は0.26となり、SUVに対して一充電走行距離が最大20km増加(SUV cd値:0.28)。

垂直に構えたフロントデザインが完全に閉じた立体的なシングルフレームの印象を際立たせている他、コンベンショナルなSUV仕様よりもダイナミックに絞り込まれたリヤが、スポーティなエレガンスと力強さを融合

さらに、リヤクォーターウィンドウは上向きにカーブし、スポーツバックならではのスタイルを強調しており、周囲を縁取るアルミ調トリムが、ディテールを一層引き立てている。

途切れなく続くライトストリップと広々としたクリアなリヤアーキテクチャは、e-tron GTシリーズにも共通し、アウディならではのクリーンでバランスの取れたデザインをスポーツバックにも採用した。

内装では、ドアとダッシュボードにドライバーとパッセンジャーを包み込むソフトラップデザインを採用。曲面デザインとOLED 技術を採用するMMIパノラマディスプレイは、11.9 インチスクリーンのバーチャルコックピットプラスと14.5インチのMMI タッチディスプレイが一体となっている他、ダッシュボードに一体化された10.9 インチの MMIパッセンジャーディスプレイ(オプション)やARヘッドアップディスプレイによりデジタルステージを構成。

また、8パターンから選択可能なデジタルデイタイムランニングライトと、後続車へ注意を促すコミュニケーションライトとして安全性も高める360セグメントを備えた6枚のパネルによるライティングシグニチャーを表示するOLEDリヤライトを搭載。

収納スペースには、511リットルのラゲッジコンパートメントと64リットルのフロントトランク(フランク)を備え、リヤシートを折りたたんだ場合にはラゲッジ容量が最大1,373㍑まで拡大。2,895mmの長いホイールベースにより、室内スペースがリヤシートに至るまで十分に確保されており、25㍑の便利な収納スペースも確保している。

 

<2タイプの導入限定モデル「Q6 スポーツバック e-tron エディションワン グレー/エディションワン ブルー」>

Q6 スポーツバック e-tronの導入に際し、世界的な販売を記念して展開される限定モデル「Q6 スポーツバック e-tron エディションワン グレー」と「Q6 スポーツバック e-tron エディションワン ブルー」を発売。2つの限定モデルは、Q6 スポーツバック e-tron クワトロをベースに、スポーティなS lineパッケージ、ダークAudi rings & ブラックスタイリングパッケージ、ファンクションパッケージ、テクノロジーパッケージ、ラグジュアリーパッケージの5つのオプションパッケージを標準採用。

さらに、専用のダークヘッドライトハウジングや存在感のあるレッドブレーキキャリパー、Audi Sport製21インチアルミホイールを特別装備。

内装には、同じく特別装備のハイテックメッシュアンスラサイトのデコラティブパネルを採用するなど、細部にまでこだわり、導入限定モデルにふさわしい充実した装備を採用した。

日本市場では、マグネットグレーのエディションワン グレーを80台、アスカリブルーメタリックのエディションワン ブルーを20台、限定導入する。

 

 

【希望小売価格】[Q6 スポーツバック e-tron]878万円~1,359万円[限定モデル“エディションワン”]1,277万円~1,292万円

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