日産自動車、実質再エネ100%の「日産でんき」事業の拡大を発表、新たに法人向け高圧電力の販売を開始

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日産自動車は9月25日、実質再生可能エネルギー100%(以下「実質再エネ100%」)の「日産でんき」事業の拡大を発表した。

2025年10月より新たに法人向け高圧電力の販売を開始する他、一般家庭向けに現在販売している低圧電力については販売地域を沖縄・離島を除く日本全国へ拡大する。

新たに開始する高圧電力事業は、日産グループの販売会社や取引先などの法人を対象に、日産自動車が販売を実施。全国の販売会社の店舗が排出するCO2の多くは電力由来であるため、使用する電力を日産でんきに切り替えることで、排出量を最大で約9割(全国の日産販売会社の2024年度年間実績/日産調べ)の削減を見込んでいるという。

また、2024年12月に販売を開始した低圧電力事業は、販売地域を現在の東京・関西電力管内から、沖縄・離島を除く日本全国へ拡大。低圧電力事業は引き続き、日産自動車の連結子会社である日産トレーデイング株式会社(本社:神奈川県横浜市)が販売する。

なお、電気自動車(他メーカー含む)を利用のユーザーが「日産でんき」を新規に契約する場合、基本料金を最大26%割引(関西電力管内を除く)するなど、普及を促進するためのサービス提供も実施。

日産では2050年までに事業活動を含むクルマのライフサイクル全体におけるカーボンニュートラルの実現を目指しており、引き続きクリーンな電力の利用とEVによる移動促進を推進すると述べている。

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