三菱自動車、「デリカミニ」および「eKスペース」をフルモデルチェンジ、走行性能・内外装・安全性能・使い勝手など全方位で進化

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三菱自動車は9月18日、軽スーパーハイトワゴンの「デリカミニ」、「eKスペース」のフルモデルチェンジを実施し、10月29日より全国の系列販売会社を通じて発売すると発表した。

今回フルモデルチェンジでは、デリカミニはドライバーを冒険に誘う“進化したアクティブで頼れる相棒”、eKスペースは日常を安全・安心かつ快適に過ごせる“私の日常に安らぎが寄り添うクルマ”というコンセプトをそれぞれ踏襲し、内外装、走行性能、安全性能、運転のしやすさ、使い勝手など全方位での進化を図った。

 

<新型「デリカミニ」>

◆走行性能の進化

  • エンジン部品のフリクション低減やCVT変速プログラムの改良により、エンジンの動力性能と環境性能を両立。
  • 「アウトランダーPHEV」などに採用されているモードごとにエンジンレスポンスやASCなどの制御を専用にチューニングしたドライブモードを軽自動車として初めて搭載し、路面状況をみながらドライバーが5つのドライブモード(POWER/ECO/NORMAL/ GRAVEL/SNOW)を選択・設定可能。
  • 雪道など滑りやすい路面で片側の駆動輪が空転した場合、スリップした駆動輪をブレーキ制御し、グリップしている駆動輪の駆動力を確保することで発進をサポートする「グリップコントロール」を搭載。また、急な下り坂でブレーキ操作をせずに一定速度でスリップを防いで安全に降坂する「ヒルディセントコントロール」も採用した。
  • ショックアブソーバーは、Prosmooth®(プロスムース、カヤバ製)を初採用。4WD車では専用チューニングに加え、フロントでは高剛性のスタビライザーとベアリングを採用、リヤではブッシュの配置変更などサスペンションを改良し、優れた安定性能を実現。

◆アウトドアイメージを強調した外装

  • フロントフェイスでは、半円形LEDポジションランプを大型化し、より親しみやすい外観とした他、力強さと安心感を表現するダイナミックシールドも継承。アッパーグリルにはレーダーを内蔵してセンサー機能を向上させた新デザインを採用。ダイナミックシールドはフロントバンパーと一体化させボディ同色とし、より洗練された力強さを表現した。
  • フロントバンパー及びテールゲートガーニッシュには、立体感のある「DELICA」ロゴを配することにより存在感を強調。よりワイドなデザインの前後スキッドプレートを採用するとともに、前後フェンダー及びボディ下部をブラックとすることで、アウトドアでの走行性能の高さを演出した。
  • Aピラーの角度を立てることで、スクエアでワイドなスタイリングとし、広々とした快適な室内空間を実現した他、しっかりと幅があり骨太な印象を与えるDピラーにより安心感を表現。
  • リヤのLEDコンビネーションランプは、視認性を高めたブロックモチーフを高い位置に配置することで安全性を向上。
  • 4WD車の15インチアルミホイールは、トレッキングシューズの靴底をモチーフにして悪路走行性能の高さをイメージさせた幅広な5本スポークを採用。2WD車の14インチアルミホイールは、実際のサイズ以上に見えるシャープでスクエアなデザインとし、モダンなイメージを表現している。
  • 車体色には2トーン6色、モノトーン9色の計15色を設定。キャンプギアと調和する「サンドベージュパール」と、アウトドアになじむ「デニムブルーパール」の2色を新たに追加した。

◆機能的で高品質な内装

  • ギア感を随所に表現した、機能的で高品質なデザインを採用。上級グレードではグランピングコテージの家具をイメージさせる上質なベージュ、標準グレードではベーシックなブラックを内装基調色とした。
  • 上級グレードのシートは、素材や色調に統一感を持たせ、非日常的な空間を演出。リヤシートはソファーのように足元まで厚みをもたせ、よりくつろげるデザインとした。標準グレードのシートには、カラーミックスを施した表皮を使用。視覚的なアクセントを加えることで、楽しさと遊び心を持たせた室内空間とした。
  • フロントシートを後ろに倒した時とリヤシートを前に倒したときの段差を約30%減らして従来よりもフラット化を実現。
  • インパネ中央から運転席にかけて、12.3インチのGoogle 搭載インフォテイメントシステムと7インチの液晶メーターを一体化した「モノリスディスプレイ」を採用し、先進的な印象を与えるとともに、視認性と操作性を向上。
  • Aピラーの位置と角度を見直し、室内長は従来比+115mmを実現。さらに、ピラー自体を細くすることで前方視界を大きく改善しながら、開放感を高めた。

◆「三菱 e-Assist」の強化による安全性能向上

  • 運転支援機能「三菱 e-Assist」に、軽自動車で初となる後側方衝突防止支援システムを採用した他、三菱自動車の軽自動車初となる後側方車両検知警報システム(レーンチェンジアシスト機能付)と後退時交差車両検知警報システムを新たに追加。
  • 衝突被害軽減ブレーキシステムに、広角・高性能カメラとフロント/フロントサイドに搭載したレーダーで、交差点の歩行者や対向/交差車両を検知し、衝突を回避する交差点アシスト機能を採用した。

◆運転を支援するインフォテイメント

  • Google 搭載により、12.3インチディスプレイのインフォテイメントシステムGoogleアシスタントを使った音声操作、常に最新の地図情報やリアルタイムの交通情報を取得するGoogle マップや、Google Playでのアプリのダウンロードが可能となる快適なドライブを10年間無料でサポート。
  • Google アシスタントを使って、音声による自然な会話で、温度調整などの車両機能やルート案内、音楽の再生、通話など、ハンズフリーでのさまざまな操作が可能。
  • Google Playでさらに多くのアプリがダウンロード可能。
  • ワイヤレスでスマートフォンとの連携も可能で、Apple CarPlay®/Android Auto™にも対応。
  • 定額で車内Wi-Fiのインターネット接続が可能になるdocomo in Car Connect®を採用。

◆幅広いグレード設定

  • 基本装備で抑えた価格設定とした「G」グレードから、最新のインフォテイメントや運転支援技術、安心・安全で便利な機能装備を充実させた「DELIMARU Package」グレードまで幅広いグレードをラインナップ。
  • 「DELIMARU Package」は、12.3インチディスプレイを採用したGoogle 搭載インフォテイメントシステム、3Dマルチアラウンドモニター、デジタルルームミラー、前後ドライブレコーダー、ETC2.0、セキュリティアラーム、コネクティッドサービスであるMITSUBISHI CONNECTなどを標準装備。

 

 

<新型「eKスペース」>

◆親しみやすくモダンな外装デザイン

  • 黒い帯でつながるグリルとキューブ型LEDヘッドランプが印象的なフロントフェイスとし、メッキモールや特徴的なプレスラインで高級感を演出。老若男女問わず幅広い層に愛される、親しみやすくモダンなデザインを採用。
  • 車体色には、新色「デニムブルーパール」を設定し、モノトーン計8色を設定。

◆使いやすさと先進性を高めた内装

  • 7インチカラー液晶メーターと一体型パネルを採用したインパネは、先進感と上質感を醸成。グレーを基調とした柔らかな印象のデザインとし、性別/年代を問わず好まれるような雰囲気の室内空間とした。
  • 伸縮性に優れたシート生地を採用し、身体へのフィット感と座り心地を向上。
  • Aピラーの位置と角度を見直し、室内長は従来比+115mmを実現。さらに、ピラー自体を細くすることで前方視界を大きく改善し、開放感と安全性も向上。

◆ドライブモードセレクターの採用

  • 3つのドライブモード(POWER/NORMAL/ECO)を搭載、ドライブモードセレクターでドライバーの運転スタイルに合わせて選択が可能。

◆便利な機能装備の充実

  • USBポートと併設したインパネロワートレイや、助手席前インパネトレイ、運転席アッパーボックスを新たに採用するなど、使いやすさにこだわった豊富な収納スペースを確保。
  • 軽自動車で唯一「接近時アンロック」、「降車時オートロック」を同時採用。[Gグレード]
  • エアコンにプラズマクラスターを採用。[Gグレード]

 

 

【希望小売価格】[デリカミニ]196万4600円~290万7300円[eKスペース]174万9000円~194万5900円

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