ホンダは8月20日、インドにおいてローンやリースなどの販売金融サービスを提供する新会社「Honda Finance India Private Ltd.（ホンダ ファイナンス インディア）」を8月1日に設立したと発表した。
インド市場では、これまで現地金融機関による販売金融サービスの利用が主流となっており、今後さらなる成長が見込まれる二輪・四輪市場に呼応する形でローン利用の増加が見込まれいる市場動向を踏まえ、インド事業のさらなる強化を図るために、ホンダでは自社による販売金融サービスの提供を決定した。
今後、インドにおいて金融事業を行うためNon-Banking Financial Company（NBFC）ライセンスを申請し、ライセンス取得後、ホンダが提供する二輪・四輪製品やサービスを対象に、販売金融サービス提供の開始を予定している。
金融事業はホンダの主要事業の1つであり、これまでに日本、北米、欧州などの各地域において、販売金融サービスを提供する現地法人を設立。今回設立するインドの新会社は、これらに続く9カ国目の展開となる。
ホンダは、今後も各地域のニーズに寄り添った柔軟な販売金融サービスを提供し、カスタマーとの継続的な関係性の構築に取り組む他、グローバルでのソフトウェアデファインドビークル（SDV）の投入拡大を見据えて、車両から得られるさまざまなデータを活用し、顧客満足度や体験価値の向上を目指した新たな金融サービスの提供も視野に入れ、インドだけでなくグローバルで金融事業を一層強化すると述べている。
＜新会社の概要＞
- 会社名：Honda Finance India Private Ltd.
- 設立：2025年8月1日
- 所在地：インド ハリアナ州 グルガオン地区
- 資本金：2.8億インドルピー
- 出資比率：本田技研工業株式会社 100％
- 代表者：社長 山田 慶
