日産自動車は7月17日、「キャラバン」の一部仕様向上を実施し、8月25日より発売すると発表した。なお、キャラバンMYROOMの仕様向上の発表は秋頃を予定している。
1973年に初代モデルが登場したキャラバンは、広くて使い勝手の良い荷室空間や、堂々とした存在感のあるデザイン、“インテリジェント アラウンドビューモニター”や“インテリジェント ルームミラー”などの先進安全技術などを特徴としたワンボックスタイプの商用車ならびに乗用車。
今回の仕様向上は、各種法規に適合したうえで、長距離走行の多いユーザーのために安心・安全・快適を提供する機能を追加し、プレミアムGXをベースとした新たなグレードを設定した。
＜安心・安全・快適を提供する機能を追加＞
小型貨物車4ナンバーバンクラスにおいて初（2025年7月現在、日産調べ）となるインテリジェント クルーズコントロールをガソリンモデル（バンEX、バンプレミアムGX、バンGRAND プレミアムGX、ワゴンGXに標準設定）に採用した他、先行車発進お知らせ機能や、車線変更をサポートするコンフォートフラッシャー、ドライバーの安心感を高めるタイヤ空気圧警報システムなどを採用した。
また、スパイナルサポート機能付きシート（運転席・助手席）に、より振動吸収性に優れた低反発のクッション材を採用し、乗り心地を向上。
さらに、ナビゲーション画面やアラウンドビューモニターの視認性を向上させる大型画面の9インチナビ（ディーラーオプション）が装着できるナビフィニッシャーを用意することで、より快適な室内空間を実現した。
＜新グレード「プレミアムGX Outdoor Black Edition」を新たに設定＞
キャンピング架装など、カスタマイズを楽しむユーザー向けとして、プレミアムGX Outdoor Black Editionを新たに設定。プレミアムGXをベースに、フロントグリル、バンパー、ドアミラー、フィニッシャーなどの各パーツをブラック化したことで、引き締まった印象を強調するデザインを採用した。
【希望小売価格】270万8200円～458万3700円
日産モータースポーツ＆カスタマイズ（以下「NMC」）は7月17日、「キャラバン」に新たなカスタムカー「AUTECH LINE」を設定するとともに、「キャラバン」の仕様向上にあわせ、カスタムカー「AUTECH」、車中泊仕様車、「ライフケアビークル（LV）」シリーズ、および、「ワークユースビークル」シリーズの仕様向上を実施し、いずれも日産の販売会社を通じて8月25日より発売すると発表した。
＜キャラバン AUTECH LINE＞
従来のAUTECHシリーズとは異なるカスタムカーとして発売するもので、スタイリッシュな外装と実用性の高い内装を備えたモデル。外装では、専用装備として15インチアルミホイールをはじめ、存在感を高めるルーフスポイラー（オプション）などを採用し、スタイリッシュな外観を演出。内装では、アクティブな用途にも便利な専用の防水シートを採用した。
バン上級グレードの「プレミアムGX」をベースとした「AUTECH LINE」と、プライベートユースのユーザー向けの仕様を内外装に施した「GRANDプレミアムGX」をベースとした「AUTECH LINE PLUS」をラインアップ。
さらに、ブラックカラーのフロントグリル、バンパー、ドアミラー、フィニッシャー等のエクステリアパーツが施される「ブラックパッケージ」も選択が可能。
AUTECH LINEは、さりげない個性や拘りをクルマに求めるユーザー向けとして、車種ごとに最適化した特別なカスタマイズを施したシリーズとして、キャラバンを皮切りに、今後、他車種への設定も予定しているという。
【希望小売価格】344万9600円～468万8200円
＜仕様向上の概要＞
今回の仕様向上では、ベース車と同様に「AUTECH」、車中泊仕様車、「ライフケアビークル（LV）」シリーズ、「ワークユースビークル」シリーズにおいても各種法規に適合させるとともに、長距離走行の多いユーザーのために、「インテリジェント クルーズコントロール」のガソリンモデルへの採用をはじめ、安心・安全・快適を提供することを目的に仕様向上を実施。
また同時に車中泊仕様車において、ベース車として新グレード「プレミアムGX Outdoor Black Edition」を追加した他、耐久性、撥水性にすぐれたCORDURA®製ベッド生地を選択可能とした。
さらに、「ワークユースビークル」シリーズに、バックドアがより高い位置まで開く「高開度バックドア」仕様を追加設定した。
