三菱自動車は6月12日、国内ラリー“XCRスプリントカップ北海道”にピックアップトラック「トライトン」で参戦する2チーム「圭rallyproject」および「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」の参戦サポートと技術支援を実施すると発表した。
トライトンは、1978年に発売された「フォルテ」をルーツとする1トンピックアップトラックで、45年間で5世代にわたり約570万台を生産、世界約150ヵ国で販売してきた三菱自動車の世界戦略モデル。現行モデルでは、商品コンセプト“Power for Adventure”のもと開発され、内外装デザインからシャシー、ラダーフレーム、エンジンなどを一新し、2023年7月より生産工場のあるタイで販売を開始。2024年2月に日本に導入し、世界100か国へ順次投入している。
XCRスプリントカップ北海道は、北海道の山間部を舞台としてピックアップトラックやSUVなど幅広いクラスの車両で競われる国内ラリー選手権。本年のXCRスプリントカップ北海道は全6戦で、第3戦のARK ラリー・カムイ(7月4~6日、ニセコ町)、第4戦のRALLY HOKKAIDO(9月5~7日、帯広~陸別)は、日本自動車連盟(JAF)が主催する全日本ラリー選手権との併催となり、有力な選手や様々な車種が参戦することから話題になっている。
モータージャーナリストの竹岡圭氏が率い自らドライバーとなる「圭rallyproject」、俳優の哀川翔氏が監督を務め、プロドリフトドライバーの川畑真人氏がハンドルを握る「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」は全日本ラリー選手権との併催となる第3戦と第4戦に参戦。いずれも山間部の林道や砂利道などの未舗装路で競われるハイスピードのラリーであり、走破には操縦性や走破性、耐久信頼性が重要となる。
三菱自動車はアセアン最大規模のクロスカントリーラリーであるアジアクロスカントリーラリー(AXCR)に2022年より参戦し、そこから得たトライトンの将来の商品力向上のための技術検証のノウハウを活用し、上記2チームに対し、エンジンレスポンスの向上や、オートマチックトランスミッションのシフトパターン最適化などの技術支援を実施する。
◆XCRスプリントカップ北海道ホームページ:http://www.xcr-h.com/