スズキは5月29日、「スイフト」の燃料装置(燃料ポンプ)に不具合があるとして計5万6,746台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は平成29年8月9日~令和4年4月20日。不具合の発生件数は52件。
不具合の部位は燃料装置(燃料ポンプ)で、低圧燃料ポンプにおいて、燃料によるインペラ(樹脂製羽根車)の膨潤量の評価が不十分であったこと、及びインペラとポンプケースのクリアランスが不適切だったため、燃料の成分により膨潤したインペラがポンプケースと接触することがある。そのため、燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中にエンストに至るおそれがある。
改善措置は、全車両で低圧燃料ポンプを対策品と交換する。