三菱自動車は4月23日、フィリピン共和国の2024年度の小売販売台数が前年度に比べ12%増の91,639台（速報値）となり、2年連続で過去最高台数を更新したことを発表した。また、ベトナム社会主義共和国における販売台数も前年度に比べ44%増の43,065台（速報値）となり、2022年度以来、2年ぶりに過去最高台数を記録した。
フィリピンでは、新モデルのコンパクトSUV「エクスフォース」の投入効果に加え、7人乗りクロスオーバーMPV「エクスパンダー」が好調に推移、さらに息の長い人気を誇るコンパクトセダン「ミラージュG4」および小型トラック「L300」が販売台数を押し上げた結果となった。また、自動車市場全体が拡大する中、同社の市場シェアは19.5％（三菱自動車調べ）と前年度比1.0ポイント増を記録しているという。
ベトナムにおいては、エクスパンダーがベトナム国内における車種別販売台数で2024年度1位を獲得した他、2024年3月に販売を開始したエクスフォースが2024年7月から2カ月連続で月間1位を獲得するなど、好調な販売を継続。堅調に推移するベトナム自動車市場において、同社の市場シェアは13.3％（三菱自動車調べ）と前年度比2.8ポイント増を記録したとしている。
同社は、2025年度は昨年フィリピンで世界初披露した「MITSUBISHI DST CONCEPT」の市販車を投入することで、アセアン市場でのプレゼンスを高めるとともに、最重要市場であるフィリピン、ベトナムで更なる販売拡大を目指すと述べている。
