スバルは4月18日、米国ニューヨークにて開催中の2025ニューヨーク国際オートショーにおいて、バッテリーEVの新型「トレイルシーカー」および「ソルテラ」改良モデルをを世界初公開した(米国仕様車)。
<新型「トレイルシーカー」>
スバルのグローバルバッテリーEVラインナップ第2弾となる新型トレイルシーカーは、バッテリーEVならではの走行性能と、クロスオーバーユーティリティビークルとしての実用性を高い次元で両立。日常でも非日常でも使いやすく、アクティブなライフスタイルを後押しするモデル。
パワートレーンでは、前後に高出力モーターを搭載したことで、システム最大出力375馬力を達成。レスポンスよく最大トルクを発生させるモーター特性を活かした、バッテリーEVならではのリニアで伸びのある加速を実現した他、スバルが培ってきた技術を活かしたサスペンションや電動パワーステアリングのセッティング、ドライバーとクルマの一体感を高めた新たなAWD制御の採用により、あらゆる路面に対応するドライバーの意のままに操れる操縦性能を実現した。
外装では、バッテリーEVらしい先進性と、アウトドアにおける機能性や日常での使い勝手の良さを兼ね備えたアクティブでラギッドなデザインを採用。内装では、インパネ全体をすっきりとした横基調とし、広さを感じさせる居心地のよい開放的なデザインに仕上げた。
電池・充電性能では、74.7kWの大容量リチウムイオンバッテリーを採用し、航続距離約260マイル以上を実現。さらに、バッテリープリコンディショニングを搭載することで、常温時や冷間時に関わらず短時間での充電が可能。
使い勝手では、大容量の荷室空間を確保するとともに、機能性を備えたカーゴルームを採用した他、ラダータイプの大型ルーフレールを採用することで、積載性を向上。
なお、2026年以降スバルで生産し、米国市場で導入を予定している。
<「ソルテラ」改良モデル>
今回の改良では、バッテリーEVとしての先進性と実用性の進化が図られた。
パワートレーンでは、モーターを高出力化することで、システム最大出力233馬力へ向上。さらに、新しく追加した「XT」グレードでは、より高出力なモーターを採用することで、システム最大出力338馬力を実現し、加速性能を進化。また、スバルが培ってきた技術を活かしたサスペンションや電動パワーステアリングのセッティングや、新たなAWD制御の採用により、様々な路面に対応する優れた操縦性能を実現。
外装では、SUVとしての高い性能と、優れた空力性能を融合したデザインに、新意匠のヘッドランプとフロントバンパー、塗装を施したフロントとリヤのアーチガーニッシュを採用することで、都会的で洗練された外観を演出。さらに、発光式の六連星オーナメントと「SUBARU」ロゴの入ったリヤゲートガーニッシュを採用し、スバルブランドの存在感を強調した。
内装では、インパネ全体でシンプルな横基調の造形を施し、居心地の良さを感じさせる開放的なデザインに進化。
電池・充電性能では、リチウムイオンバッテリー容量を拡大することで、従来モデルに対し航続距離を約25%向上。さらに、バッテリープリコンディショニングの搭載により、充電量10%から80%までの急速充電時間約30分を実現した。
なお、米国市場で2025年中の導入を予定している。