Hyundai Motor Company(以下「ヒョンデ」)は4月1日(現地時間)、レーシングゲームにインスパイアされたコンセプトカー「インステロイド」をソウルで初公開した。
インステロイドは、新型スモール EV「インスター」をベースとした、スポーティなデザインとユーザーエクスペリエンスというコンセプトを新たな高みへと引き上げたコンセプトカー。
ヒョンデの欧州デザインチームが秘密裏に作り出した同モデルは、真のコンセプトカーであり、インスタ―の本質である遊び心と「ステロイド」のもつダイナミックなエネルギーを巧みに融合。インステロイドという車前は、そのエネルギーあふれるイメージと力強いルックスを反映して付けられたもの。
<ゲームの世界観にインスパイアされたデザインコンセプトとスポーティなスタイルと環境に配慮した材料>
インステロイド は、さらに広くなったワイドなボディ、サーキット走行に最適化されたホイール、高度な空気力学に基づく大胆なウィングスポイラーやディフューザー、ホイールアーチエアベントなど、ゲームにインスパイアされたスポーティな機能により、量産モデルのインスタ―のレベルを向上。
車内コックピットは、バケットシート、ロールケージ、専用のインストルメントクラスターという必要最小限のものだけを備えたレイアウトを採用し、没入感あるドライブ体験を提供。すべての要素が完全に調整可能となっており、「作って、遊んで、壊して、を繰り返す」というモットーに忠実に、「ガレージで組み立てられたマシン」というユーザー中心の精神を反映している。
また、インスタ―のカリスマ的なデザインをベースに、ドリフトモードでドライビング体験を変革することを目指しており、軽快な運転の楽しさとレースのスリルを両立。
さらに、統合型ビートハウスサウンドシステムやメッセージグリッドといった遊び心あふれたディテールによるパーソナライズされたインタラクションを採用している他、デザイン全体に配置された「ブースト」アイコンが複数のユニークなペルソナを表現。パフォーマンスを最適化して全体の重量を減らすため、軽量の格子構造がシームレスに組み込まれている。
ソフトホワイトな色合いの印象的な外装では、オレンジのハイライトが大胆に配置している他、反射性の「INSTEROID」のロゴでカルチャーと若々しい表現を融合。内装にはリサイクル糸を使って実際のサイズに合わせて作られた 3D ニット生地を採用した。
<「インステロイド」がソウルモビリティショーの前に話題に>
ヒョンデは、ソウルのソンス地区にあるカルチャー&ショップスペースのPeaches D8NE(Dowon)で行われたメディア・コンテンツクリエイター向けローンチイベントを開催し、そのクライマックスとして4月1日に行われたプライベートな「ナイトガレージパーティー」においてインステロイドを発表。展示スペースにはインスタ―の他に、アウトドアに特化したワイルドなインスタ―クロスも展示され、製品やデザインの専門家がディスカッションを実施した。
会場内には、来場者がインステロイドを使用したさまざまなゲームを体験することができる専用スペースが設けられ、プレイヤーがインスタ―車内で「ステロイド」アイテムを集めてインスタ―をインステロイドに進化させるというタイムアタック形式のゲームなどもあり、同URLは4月の一般公開を予定している。
加えて、ヒョンデではKartrider Rush+で使える強力なツールとして後日リリースされる「インステロイドカート」についての発表も実施した。
同コラボレーションは、ゲーム業界におけるヒョンデのパートナーシップの強化を反映しており、RobloxやZEPETOなどのプラットフォームで成功したベンチャーに続く今回のイニシアチブでは、深いエンゲージメントを通じてより若いオーディエンスとつながることを目指している。
同コンセプトカーは、4月3日から4月13日までソウルモビリティショーで展示される予定となっている。