三菱ふそう「eCANTER」をリコール 電気装置の不具合でて走行不能になるおそれ

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三菱ふそうトラック・バスは3月27日、「eCANTER」の電気装置(配線コネクタ)に不具合があるとして計1,646台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は令和5年3月27日~令和6年8月28日。

不具合の部位は電気装置(配線コネクタ)で、電動トラックのキャブ内にあるヒューズボックスにおいて、回路の設計検討が不十分なため、ウォータポンプの経年劣化や非常作動モードによってウォータポンプの駆動電流が大きくなると、コネクタ端子の最大許容電流を超える電流が流れることがある。そのため、当該コネクタが発熱により溶損すると、冷却装置の異常を示す警告灯(橙色)が点灯し、最悪の場合、VCU(車両制御ECU)の電源が遮断されて走行不能になる。

改善措置は、全車両でキャブ内にあるヒューズボックス下流の回路を修正する。また、当該回路の配線コネクタを点検し、溶損や変色が認められた場合は関連部品を新品に交換する。

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