日産自動車は3月27日、「キックス」の電気装置(リチウムイオンバッテリコントローラ)に不具合があるとして計2万3,247台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は令和4年5月18日~令和6年9月4日。不具合の発生件数は78件。
不具合の部位は電気装置(リチウムイオンバッテリコントローラ)で、、制御プログラムが不適切なため、バッテリ充電状態を正確に把握できなくなることがある。そのため、メーターに表示されているリチウムイオンバッテリ残量計が増減をくりかえし、そのままの状態で走行を続けると、e-POWERシステム警告灯が点灯し、最悪の場合、バッテリ残量不足と誤判定されることで駆動用モータへの出力を停止し、走行不能に至るおそれがある。
改善措置は、全車両でリチウムイオンバッテリコントローラの制御プログラム部番を確認し、対象のものは対策プログラムに書き換える。