いすゞ自動車とUDトラックスの2社は2月18日、新東名高速道路に3月3日に新設した自動運転車優先レーン(駿河湾沼津SA~浜松SA)において、同日より始まる自動運転レベル4トラックの実現に向けた実証実験に参画すると発表した。
いすゞ自動車とUDトラックスは、経済産業省と国土交通省が推進する「自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会実装プロジェクト(RoAD to the L4)」の「高速道路における高性能トラックの実用化に向けた取り組み(テーマ3)」に、国内商用車メーカー4社合同で参加している。
自動運転車優先レーンは、高速道路における自動運転トラックの実現を目的として、関係省庁などが連携し、平日の22:00~翌5:00に、駿河湾沼津SA~浜松SAの第1通行帯(左車線)に設定するもので、自動運転実験車は優先車両として扱われ、本線におけるインフラとの協調などの実証実験を行うことができる。
今回の実証では、いすゞ自動車およびUDトラックスともに、引き続き、いすゞ自動車の大型トラック「ギガ」をベースとする自動運転トラックを1台ずつ使用。自動運転車優先レーンでは、自動運転トラックが安全・円滑に走行可能かどうかを検証する他、工事規制・落下物・交通事故といった路上の状況などの先読み情報(車両単独では検知できない道路前方の状況に関する情報)や、自動運転トラックが加速車線から本線に合流したり、本線走行中の自動運転トラックが加速車線から本線に合流する他車両を受け入れたりするのを支援する合流支援情報について、路側機から適切に受信が可能かの確認および検証を実施する。