日産自動車、CDPの「気候変動」「水セキュリティ」の2部門で最高評価の「Aリスト」企業に認定

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日産自動車は2月28日、2024年度に実施した気候変動および水資源に対する取り組みとその情報開示により、環境分野の国際的な非営利団体であるCDPの「気候変動」と「水セキュリティ」の2部門で、最高評価である「Aリスト」企業に認定されたと発表した。

なお、同社は「気候変動」部門では2013年度以降12年連続での「リーダーシップレベル」(「A」または「A-」認定)、また「水セキュリティ」部門では6年連続の「Aリスト」企業に認定されている。

CDPは、企業が開示したデータに対してAからD-の8段階のスコアで評価され、中でも各環境領域におけるガバナンス、戦略、リスク・機会の開示、目標設定と推進等への総合的な取組みについて、特に優れた活動を行っている企業を「A」として認定している。

日産は、2050年までに事業活動を含むクルマのライフサイクル全体におけるカーボンニュートラルを目指しており、その実現に向け、中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム(NGP)」において、気候変動および水資源を重要課題として位置づけ、バリューチェーン全体を通じて環境課題の解決に向けた取り組みを推進。今回のCDPによる「Aリスト」企業認定は、同社の以下の取り組みが高く評価されたものだとしている。

 

<「Aリスト」認定で評価された日産の取り組み>

  • 社内にグローバルと各地域別の環境委員会を設置し、潜在的なリスク対策を含めた包括的なマネージメント体制を構築
  • 取締役会承認の元、中期環境行動計画ニッサン・グリーンプログラム2030を策定・発表
  • 役員報酬制度に気候変動に関連する指標を導入
  • 2050年までに事業活動を含むクルマのライフサイクル全体におけるカーボンニュートラルを実現
  • 世界初の電気自動車(EV)生産ハブとして、EVエコシステムを構築する「EV36Zero」の実働
  • CO2排出量算定に関する第三者保証を連結会社全体に適用
  • 世界各地の生産拠点において、水に関するリスクアセスメントを実施
  • 水不足のリスクが高い拠点で、排水のリサイクルや雨水の有効利用による水使用量の削減
  • 排水に関して、法的な基準より厳格な社内管理基準を設定し、水質管理を確実に実施
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