アウディは、2019年の「ゴールデンステアリングホイール賞」において、スモールカークラスで「A1 Sportback」が、大型SUVクラスで電気自動車の「e-tron」が、それぞれアワードを受賞したと発表した。
最終選考にノミネートされたモデルは、ドイツの自動車雑誌「Auto Bild」(アウトビルト)、ヨーロッパで発行されているその提携誌、ドイツの日刊紙「Bild am Sonntag」(ビルト アム ゾンターク)の読者投票によって選ばれた。最終選考に残ったモデルは、国際的な審査委員会によって評価され、それぞれのクラスの優勝モデルが決定された。
今年の「ゴールデンステアリングホイール賞」では、2018年10月以降に発売された58のクルマが7つのクラスに分けられて、読者投票の対象となった。その後、最も多くの票を獲得した各クラスの上位3台が最終選考へと進み、21台のモデルによる最終選考会は、DEKRAラウジッツ サーキット(ユーロスピードウェイ)で行われた。国際的な審査委員会が、「Auto Bild」誌の比較テストに使用されるポイントシステムの改訂版に基づいて、各モデルのテストを実施した。審査委員会には、レースドライバーのマティアス エクストロム氏、元F1ドライバーのハンス-ヨアヒム シュトゥック氏、司会者のシドニー ホフマン氏に加え、「Auto Bild」、その提携誌、「Bild am Sonntag」の専門家が参加した。
11月12日にベルリンで行われた授賞式で、AUDI AG技術開発担当取締役のハンス-ヨアヒム ローゼンピエラー氏は、「栄誉あるアワードを2つのクラスで受賞することができて、大変光栄です。ゴールデンステアリングホイール賞は、自動車業界の人間であれば、誰もが欲しいと思っている賞です。特に、電気自動車のAudi e-tronが、内燃エンジンを搭載した従来型のクルマを退けて1位を獲得したことを嬉しく思っています。これは、私たちの電動化戦略が、正しい軌道に乗っていることを証明するものです。Audi A1の受賞は、私たちが市場に投入した新世代のクルマが、多くの人々に支持されたことを示しています」とコメントした。