メルセデス・ベンツ日本は12月2日、Eクラスに、新しく「Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+(PHEV)(セダン/ステーションワゴン)(以下「E 53」)を追加するとともに、150台限定の導入記念限定車「Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+ Edition 1(PHEV)も設定し、同日より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売した。限定台数は、セダンが限定120台、ステーションワゴンが限定30台となる。
Eクラスは、1946年に発表されたW136型以来、常に時代に先駆けて革新的な技術を採り入れ、世界のプレミアムセダンの指標とされてきた、メルセデス・ベンツの中核モデル。
本年1月に導入された新型Eクラスでは、パワートレインを全てのモデルで電動化した他、サードパーティ製のアプリケーションを使うことができる最新世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)や、有償オプションのセンターディスプレイと助手席ディスプレイを一体型にしたMBUXスーパースクリーンなどを新たに搭載し、機能性と快適性を大幅に向上するとともに、デザインも刷新された。
<Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+(PHEV)>
◆3.0リッター直列6気筒ターボエンジンと電動モーターを組み合わせ、システムトータル585PS/750Nmを実現
定評のあるM256をさらに進化させた3.0リッター直列6気筒ターボエンジンM256Mに高出力モーターと大容量リチウムイオンバッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを採用。
M256Mはターボのブースト圧を1.5barまで高めたことや新たにプログラミングされたソフトウェア、冷却装置の追加などにより、449PS(330kW)/560Nmを発揮。トランスミッションに統合された163PS(120kW)/480Nmを発揮する高出力の永久磁石同期モーターは、発進時の俊敏な加速を力強くブーストし、システムトータルで585PS(430kW)/750Nmを実現。RACE START時はシステム最高出力が612PS(450kW)まで向上する。
また、EV走行換算距離(等価EVレンジ)では、セダンが101km(WLTCモード 国土交通省審査値)、ステーションワゴンが97km(WLTCモード 国土交通省審査値)とロングレンジを実現。
さらに、高いアジリティやニュートラルなコーナリング特性や優れたトラクションを可能にするシステム「AMG RIDE CONTROLサスペンション 」、走行状況に応じてロッキング機構を電子制御する「AMGリミテッド・スリップ・デフ」、エンジンマウントの固さを状況に応じて調整する「AMGダイナミックエンジンマウント」、アジリティと走行安定性を向上させる「リア・アクスルステアリング」、前後可変トルク配分の連続可変が可能な「AMG 4MATIC+」、シフトタイムの短縮やダブルクラッチ機能によってエモーショナルな走りを提供する「AMGスピードシフト TCT 9G トランスミッション」などを採用することで、優れた走行性能を実現した。
◆アグレッシブなエクステリアデザイン
フロントデザインは、通常のEクラスと比較して+20mmのワイドなプロポーションとなっており、E 53専用デザインのAウィングが際立つ大開口のフロントエプロンや、AMG伝統の縦ルーバーには先進的なイルミネーテッドラジエターグリルを装備し、AMG の新しいパフォーマンスモデルであることを明確に主張するアグレッシブなデザインを採用。
サイドはキャブバックワードデザインが特徴の美しいEクラスのスタイリングに、「TURBO HYBRID」のエンブレムを備えたフェンダーアクセントや2つのホイールアーチを繋ぐサイドスカートを加えるなど、AMGならではのレーシングスピリットを強調したスタイリングを採用。
また、10ツインスポークデザインの20インチAMGアルミホイールを採用し、存在感のある足元を強調。 リアエンドには、AMG のパフォーマンスハイブリッドを示す赤く縁どられた「E 53」のエンブレムや、ボディ同色の AMG スポイラーリップ、ディフューザーフィンが特徴的なリアエプロン、そして片側2本ずつのラウンド形のエグゾーストエンドを装備した。
◆新型Eクラスの最先端デジタル技術とAMGならではのパフォーマンスを叶える装備を高次元で融合したインテリア
インテリアトリムは、上質な印象を与えるライトシルバーメタリックインテリアトリムを標準設定。また、液晶ディスプレイ付のAMGドライブコントロールスイッチや、アルミニウム製のパドルシフトが備わった、グリップが大胆に絞り込まれた AMG パフォーマンスステアリング(ナッパレザー)、安定したドライビングポジションをキープする設計のAMG専用デザインのナッパレザースポーツシートを装備。さらに、前席のバックレストに AMGロゴの刺繍が、ヘッドレストには AMGクレストがエンボス加工されている。
他にも、Burmester4D サラウンドサウンドシステムや熱反射・ノイズ軽減ガラス、ドアクロージングサポーターなども標準装備しているのに加え、ルーティン機能やサードパーティ製アプリに対応した第3世代のMBUXを採用した。
<導入記念限定車「Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+ Edition 1(PHEV)>
内外装ともに数多くの特別装備を採用することで、よりパワフルな雰囲気を演出したモデル。
外装では、AMGレタリングが際立つブラックの専用デカールにフロントスプリッターやエグゾーストエンドなど各所がハイグロスブラックとなる「AMGナイトパッケージ」に加え、フロントグリルやエンブレムなど各所がダーククロームとなる「AMG エクステリアナイトパッケージ Ⅱ」、ドアミラーやトランクリッドスポイラー(セダンのみ)がカーボンファイバーとなる「AMGカーボンパッケージ」、マットブラックの21インチAMGアルミホイール(鍛造)などが装備され、アグレッシブなスタイリングを強調。
車体色には、セダンがMANUFAKTURアルペングレー(ソリッド)と有償オプションとなるEdition 1専用のMANUFAKTUR オパリスホワイトマグノ(マット)の2色を、ステーションワゴンは標準装備のEdition 1専用MANUFAKTURオパリスホワイトマグノ(マット)のみを設定した。
内装では、上質なブラックと随所にあしらわれたイエローアクセントのコントラストが特別感を演出。ヘッドレストにEdition1の刺繍が入ったブラックのAMGパフォーマンスシート(ナッパレザー、イエローステッチ入)やイエローシートベルト、イエローに輝くイルミネーテッドステップカバー、イエローステッチ入りのAMG パフォーマンスステアリング(ナッパレザー/MICROCUT)、Edition1の刻印が入ったAMGカーボンファイバーセンタートリムなどを装備している他、MBUX スーパースクリーンや専用インドアカーカバーなども採用した。
【希望小売価格】[Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+(PHEV)]1,698万円(セダン)/1,726万円(ステーションワゴン)[Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+ Edition 1(PHEV)]2,105万円(セダン)/2,168万円(ステーションワゴン)