三菱自動車は2月17日、「デリカ」の排気管（エキゾーストマニホールド）に不具合があるとして計58,297台、また、原動機 （過給機）に不具合があるとして計11,821台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は平成24年12月18日～平成31年1月7日。
排気管（エキゾーストマニホールド）の不具合では、エキゾーストマニホールドにおいて、EGR（排気ガス再循環装置）用のパイプの構造が不適切なため、排気ガス処理システム作動時の熱負荷による、エキゾーストマニホールドの熱膨張･収縮の繰り返しにより、当該パイプの溶接部に亀裂が入ることがある。そのため、亀裂部より排気ガスが漏れるおそれがある。 改善措置は、全車両でエキゾーストマニホールドを対策品と交換する。なお、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内する。不具合の件数は562件発生している。
原動機 （過給機）の不具合では、過給機において、ハウジング接合部のシールリングの設定に不備があり、構成部品の精度ばらつきによっては使用過程においてシール不良に至るものがある。そのため、シール不良部位から排気ガスが漏れるおそれがある。 改善措置は、全車両で過給機の製造番号を確認し、対象のものは対策品と交換する。なお、部品が準備でき次第、部品交換を改めて案内する。不具合の件数は93件発生している。
