国土交通省は、自動車整備士の必要性を呼び掛けている絵本「ありがとう くるまのおいしゃさん」(作:京都産業大学経営学部伊吹ゼミ10期生、絵:なかむらあやかさん)をもとに自動車整備士PRポスターのデザインを決定したと発表した。
同省では、平成26年度より高校生をはじめとする若者や女性に向けて、自動車整備士の仕事の重要性をPRするポスターを作成・配布し、多様な人材の確保に取り組んでいる。
近年、少子化や若者のクルマ離れの進展、職業選択の多様化により、自動車整備士を目指す若者が減少する一方で、整備要員の高齢化が進展しており、クルマ社会の安全・安心に直結する自動車整備を支える人材不足が課題となっている。国土交通省では上記課題に対し、普及啓発活動の一環として、小学校低学年の子供にも興味を持ってもらえるよう、京都産業大学において産学連携企画「自動車整備士の社会的地位を向上させる施策の検討・実施」の取り組みの中で作成された、絵本「ありがとう くるまのおいしゃさん」を提供してもらい、これをもとにPRポスターを作成した。
なお、同ポスターは全国の高等学校、駅及び自動車整備工場等へ配布、掲示する予定となっている。