ダイハツは6月12日、長谷工グループで、認知症の高齢者を対象とした小規模デイサービスを展開する株式会社ふるさとと、福祉介護・運行管理システム「らくぴた送迎」の導入に関する契約を締結したと発表した。
らくぴた送迎は、社会課題である介護現場の労働生産性向上に向けて、通所介護施設の送迎業務を送迎前・送迎中・送迎後の各シーンでサポートする運行管理システム。2018年の発売以来、全国の通所介護施設で利用されており、2025年10月にリニューアルを経て、現在では全国200法人以上に導入されている。
近年、認知症高齢者の増加に伴い、介護現場における対応の高度化や介護職員の負担の増大が社会課題となっており、特に送迎においては、認知症の利用者にとってルート変更や担当者の交代が不安や混乱につながりやすく、安定した環境づくりが求められるため、送迎の効率化は敬遠される傾向にあった。
ダイハツは、認知症高齢者の送迎において求められる個別対応や予定変更に対しても、柔軟にルート作成の対応が可能なことから、らくぴた送迎を2025年12月から約4カ月間、ふるさとが運営する認知症高齢者向け介護施設にて実証実験を実施。
その結果、送迎の効率化を図りながら、利用者にとっても安心な送迎を提供できることが確認でき、今回、ふるさとが運営する介護施設にて導入に向けた契約を締結。今後、ふるさとの直営全店(45施設)への拡大を予定している。
ダイハツは、認知症高齢者に特化した複数の小規模施設への同時導入は同社として初めての取り組みとなり、引き続き介護現場が抱える様々な課題に寄り添い、解決に寄与できるサービスの提供に取り組んでいくと述べている。
