トヨタ自動車、ダイムラートラック、ボルボ・グループ、セルセントリック、燃料電池の大型商用領域での協業に関し基本合意書を締結

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トヨタ自動車、ダイムラートラック、ボルボ、セルセントリックの4社は3月31日、水素社会の実現に向けて、燃料電池子会社であるセルセントリックに出資し、燃料電池の大型商用領域における協業に関する基本合意書を締結したと発表した。

今後、必要な手続が完了した場合は、トヨタ自動車はセルセントリックの合弁パートナーとなり、3社は対等の持分比率をもとに協力関係の強化を図る。

3社はお互いが培ってきた経験やノウハウを通じて、大型商用車向けの燃料電池システムの開発、生産、事業化を推進。具体的には、トヨタ自動車とセルセントリックで、燃料電池の心臓部であるセルの開発や生産、およびそれと直接連動する構造設計や制御要素を一体的に運営し、両社の技術を生かした燃料電池システムを作ることを目指す。

ダイムラートラック、ボルボが有する豊富な商用車技術に、トヨタ自動車のセル開発・生産技術ならびに製造に関する豊富な経験が加わることで、セルセントリックは一層の技術的優位性と市場競争力を獲得。

セルセントリックは、大型商用車向け、およびその他用途向けの燃料電池システムを開発、生産、販売する中核的な拠点となるよう取り組みを推進。

さらに、水素のバリューチェーン全体にわたる業界団体やパートナーとの協力により、水素供給およびインフラ整備の初期段階の構築を積極的に後押しすることを目指すとしている。

トヨタ自動車、ダイムラートラック、ボルボは、セルセントリックに対して対等な持分比率とすることを目指しており、セルセントリックは今後も独立かつ自律した法人として事業を継続。対等な株主構成を実現するため、トヨタ自動車はセルセントリックへの出資を通じた増資への参画を予定している。

今回の協業により大型車両領域におけるボリュームとスケールが拡大し、イノベーションの加速と投資効率の向上が期待されている。

同協業は、各社の強みを結集することで、競争力のある燃料電池システムの商用化に必要な事業規模と投資効率を確保することを目指しており、欧州のグリーンディールの目標や日本での水素社会の実現を目指し、輸送分野の脱炭素化を支える重要な技術の一つである燃料電池を確固たるものとすることためには、協業の拡大が必要となり、技術開発と課題を共有し、大型商用車向けを中心とした燃料電池システムの持続的かつ実効性のある展開を目指すと述べている。

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