ボルボ・カーズは3月3日(現地時間)、これまでで最大規模となる無線(OTA)ソフトウェアアップデートを順次開始すると発表した。
今回のアップデートには、Google Geminiによる会話型AI体験を最適に利用するための準備も含まれており、同機能については今後、対象となる車両に順次提供するとしている。
同アップデートにより、世界85カ国で約250万台のボルボ車が、「Volvo Car UX」と呼ばれる新しいユーザー・エクスペリエンスを受信することになり、センターディスプレイには、より使いやすい新レイアウトが導入され、各機能にアクセスするまでのタップ回数を減らすことで、ドライバーはより速く、簡単に、直感的な操作で車両とのやりとりが可能となる。
同アップデートは、定期的なソフトウェアアップデートによって、時間の経過とともに車をより良くしていくという、ボルボ・カーズの戦略に沿った取り組みで、Googleビルトイン搭載のボルボ車で、かつ2020年以降に生産された車両を所有するユーザーは無償で受けることができる。
Android Automotive OSをベースに、複数のGoogleサービスを標準装備した新ユーザー・エクスペリエンスでは、最もよく使う機能に、これまでより少ないタップやクリックでアクセスできるため、さらに素早く目的の操作をおこなえるようになる他、新しいレイアウトでは、ナビゲーションがより分かりやすく見やすくなり、デザインもより現代的で洗練されたものへと刷新。これらの改良の多くは、実際の使用状況に基づく調査やユーザーからのフィードバックを反映したものとなる。
自動車メーカーによるインフォテインメントの更新として、これまでで最も包括的なもののひとつとなるこのアップデートにより、すべてのボルボ車が現代的で一貫したデザインの考え方に統一。
今回の最大の変更点は、画面上のコンテンツとなり、地図やメディア、電話など最もよく使うアプリや操作がホーム画面にまとめて表示されるようになったことで、例えばナビゲーション案内を使いながら音楽を変えたい場合でも、Googleマップの画面を表示したままの操作が可能となった。
さらに、状況に応じて表示内容が変わるコンテクスチュアルバーが設けられ、直近で使用したアプリなども表示される他、低速走行時には車外カメラのアイコンが表示され、狭い場所での取り回しを支援する。
他にも、プラグインハイブリッド車のドライバーにとっては、新しいユーザー・エクスペリエンスにより電動パワートレインをより効果的に活用しやすくなり、ホーム画面の「ドライブモード」から「ピュア」モードを含む各種モードに簡単にアクセスできることで、ハイブリッド走行から電気のみの走行への切り替えがワンタップで行えるようになり、ドライバーはより自在に車両をコントロールできるようになる。
なお、上記のアップデートとあわせて、ボルボ・カーズは、Googleビルトイン(日本市場では全車標準装備)を搭載しながら Pilot Assist(パイロット・アシスト)を備えていないすべてのユーザーに対し、同機能を購入して車両にダウンロードできる機会の提供も順次開始するとしている。



