日産自動車、NISMOブランドを通じて日産ブランド全体の価値向上を目指す新たな取り組みを発表 -

日産自動車と日産モータースポーツ＆カスタマイズ株式会社（以下「NMC」）は12月16日、NISMOブランドを通じて日産ブランド全体の価値向上を目指す新たな取り組みを発表した。

日産では、経営再建計画Re:Nissanの商品戦略において、ハートビートモデルを情熱とDNAを体現するモデルと定義。NMCはこの戦略に基き、伝統を継承するEmotionとExcitementを創出することにより、NISMOブランドの価値向上に取り組むことで、日産ブランド強化に貢献することを目指している。

＜事業ごとの取り組み＞

①モータースポーツ事業

「Road to track, track to road」を掲げ、SUPER GTやフォーミュラEといったトップカテゴリーのレースで培った技術、精神を市販モデルへフィードバック。さらに、スーパー耐久シリーズや新たなレースカテゴリにおいても挑戦を続け、次世代スポーツモデルへ展開する。

②カスタマイズ事業

NISMOロードカーシリーズを拡充。現在、グローバルで5車種あるラインアップを、車種数を倍増させ、仕向地も拡大する他、それらを含め現在年間10万台規模の出荷台数を、2028年には約1.5倍にすることを目指す。それにともない、現在約40％の海外販売比率は約60％まで増加する他、新たな付加価値の創造のために、カスタマイズ事業の拡大において、外部パートナーとの積極的なコラボレーションを検討っする。

NISMOロードカー拡充の新たな取り組みのひとつとして、プロトタイプモデルを製作し、その車両を次年度以降のレース活動に実戦投入して熟成し、市販化を目指す。モータースポーツ事業とカスタマイズ事業をより密接に推進することにより、双方がもたらす技術的な進化に加え、人財交流なども行なうことによりレースカー、ロードカーの開発シーンにおけるハード、ソフト両面でのレベルアップを図る。