日産自動車は12月5日、同社の総合研究所の横浜ラボが、スタートアップピッチイベント「WE AT CHALLENGE 2025」においてプレゼンを行った、運転中のクルマの動きに連動して車内に設置したミニカーやフィギュアが動くフィジタルデバイスが、企業賞の準優勝を受賞したと発表した。
WE AT CHALLENGE 2025は、シンガポールのTEMASEK Foundationと連携した、アジア最大級のウェルビーイングの祭典を目指したピッチコンテスト。グローバル規模の社会課題解決を通じたウェルビーイング産業の発展を目指す一般社団法人WE AT が主催し、日産自動車も幹事会社の一つとして参画。昨年に続き2回目の開催となる本年は、スタートアップ、学生、研究者、企業内プロジェクトなどの多様な企業・チームから世界40カ国、600件近い応募からファイナリスト・各受賞者が選出された。
企業賞はウェルビーイングな事業の将来性や、事業に込められた思いを総合的に評価して選出されるもので、今回受賞したフィジタルデバイスでは、日産が長年にわたってAIやUI/UX研究に取り組んできた成果を活かし、これまでにない新しいユーザー体験を提供する点が評価されたとしている。
同デバイスは、専用開発したスマートフォンアプリと連動し、さらに、ドライバーがステアリングや方向指示器等を操作する際に発生するクルマの制御信号を利用してミニカーやフィギュアをリアルタイムで動かす仕組みを実現。
同デバイスの独自性は、ミニチュアのような実体を持つフィジカルと、スマホアプリ内の表現であるデジタルを融合させた「フィジタル」と呼ばれるアプローチを採用している点。懐かしさと新しさが同居し、実物のミニカーとスマホアプリ内のデジタルフィールドが実際に走行するクルマとシンクロするという新しいユーザー体験を提供する同デバイスでは、「好きなものと一緒にいる」というウェルビーイングの価値を高めることを目指しており、自動車市場と玩具市場の双方をターゲットに国内外での展開を計画している。
※「WE AT CHALLENGE 2025」は、
