BYD、新型「シーライオン 6」発表、国内初導入のハイブリッドシステム搭載で最大航続距離1,200㎞実現、価格は398万2000円~448万8000円

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BYD Auto Japanは12月1日、新型ハイブリッドSUV「シーライオン 6」を発表し、同日より全国のBYD正規ディーラーを通じて発売した。納車開始はFWDが2026年1月末、AWDが同年3月を予定している。

シーライオン 6は、国初導入となるBYD独自のハイブリッドシステムであるスーパーハイブリッド「DM-i」を搭載するハイブリッドSUVモデル。日本仕様のグレード展開は、前輪駆動のシーライオン 6と四輪駆動のシーライオン 6 AWDの 2車種。

 

 

DM-iは、世界最高水準の熱効率を誇る1.5リッター高効率エンジン、高出力に対応するDM-i専用ブレードバッテリー、高効率なエレクトリックハイブリッドシステム(EHS)で構成される「電気走行が主体」のハイブリッドシステム。

走行の大半をモーターが担うためEVのように優れた静粛性とスムーズな乗り味を実現し、必要な場面ではエンジンを効率良く作動させることで優れた燃費性能を発揮する、快適性と効率性を両立した電動パワートレイン。

今回発表したシーライオン 6では、FWDの航続距離は1,200kmに達するロングレンジ性能、AWDが0–100km/h 5.9秒の力強い加速性能(豪州参考値)を実現した。

外装では、BYDの海洋シリーズ特有の世界観をSUVに落とし込むことで洗練された外観を表現。伸びやかな横基調のフロントにシャープで存在感のあるOcean X Face(オーシャン・エックス・フェイス)のデザインがダイナミックな印象を演出している他、サイドにはボディ全体を貫く稜線を配し、静かな水面に広がる波の動きを思わせる流麗なプロポーションを形成。

リアでは、光の演出によって立体感を強調する一文字のテールライトが先進的なイメージを強調している他、足元には19インチのブラックアルミホイールを装備し、海の色彩をモチーフにした車体色を組み合わせることで、存在感と上質さを併せ持つ外観に仕上げた。

内装では、深みのあるブラック基調の室内空間に、ブラウンのアクセントとアンビエントライトを配し、モダンな雰囲気を演出。前席にヒーター/ベンチレーションを備えた海をイメージした電動スポーツシート、ステアリングヒーター、遮音性の高いガラス、ワンタッチ開閉式パノラミックサンルーフを採用。

また、視線が集まるセンターコンソールには、クリスタルを思わせる電動シフトレバーや2基のワイヤレス充電を配置し、上質感と機能性を両立。2,765mmのホイールベースが確保する後席空間は大人がゆったり座れる広さを確保し、ラゲッジでは425Lの容量を備え、後席を倒すことで1,440Lまで拡張。フラットな床と大きな荷室開口部により高い実用性を実現した。

さらに、中央には15.6インチの高精細大型ディスプレイを採用し、最新のインフォテインメントシステムと組み合わせることで直感的な操作性と幅広い情報の提供を実現した他、Apple CarPlay®やAndroid Auto™によるスマートフォン連携も可能。

他にも、前席に2台同時接続できるワイヤレス充電、前後席にUSB端子を配置するなど、使い勝手を重視した装備を採用した。

充電性能は、最大6kWの普通充電と18kWの急速充電に対応。車外への給電(V2L)や家庭への電力供給(V2H)にも対応。

 

 

<「シーライオン 6」の主要諸元(抜粋版)>

 

【希望小売価格】[シーライオン 6]398万2000円[シーライオン 6 AWD]448万8000円

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