トヨタ、商用分野のニーズにも対応する「新型燃料電池システム」を開発、2026年以降に日本・欧州・北米・中国などの市場に投入

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トヨタ自動車は2月14日、水素社会の実現に向けて、新型燃料電池システム(以下「第3世代FCシステム」)を開発したと発表した。

第3世代FCシステムは、特に水素社会をけん引する商用分野のニーズに対応するため、ディーゼルエンジンに並ぶ耐久性とメンテンナンスフリーを実現した他、燃費性能を向上したのに加え、航続距離を約20%向上。また、セル設計および製造プロセスの革新によるコストの大幅削減も実現した。

さらに、従来の乗用車向け、汎用向け(定置式発電機、鉄道、船舶等)に加え、大型商用車にもラインアップを拡大。乗用車向けでは、燃費性能の改善により航続距離が向上した他、大型商用車向けでは、ディーゼルエンジン並みの耐久性や高出力を実現し、小型化することで、より容易にさまざまな商用車に搭載が可能となった。2026年以降、日本、欧州、北米、中国などの市場への投入を予定している。

なお、同システムは「H2&FC EXPO(水素・燃料電池展)」(開催期間:2月19日~21日、開催場所:東京ビッグサイト)で初披露する。

 

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