三菱自動車、新型「デリカミニ」「eKスペース」が2026年次「RJCカーオブザイヤー」を受賞

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三菱自動車は11月11日、新型軽自動車「デリカミニ」「eKスペース」がNPO法人日本自動車研究者・ジャーナリスト会議(RJC)が主催する2026年次「RJC カーオブザイヤー」を受賞したことを発表した。なお、日産「ルークス」との同時受賞となる。

さらに、三菱自動車に所属するラリードライバー増岡 浩 氏が、2026年次「RJCパーソンオブザイヤー」を受賞したことも発表した。同賞は、自動車業界で最も傑出した人物に贈られる賞。

三菱自動車がRJCカーオブザイヤーを受賞するのは、軽EV「eKクロスEV」(2023年次)以来、3年ぶり5度目の受賞となる。

新型デリカミニは、広々とした室内空間と力強い走りを融合させたミニバン「デリカ」の名を冠した軽スーパーハイトワゴン。先代モデルからのドライバーを冒険に誘う“進化したアクティブで頼れる相棒”というコンセプトを継承しつつ洗練させ、内外装、走行性能、安全性能、運転のしやすさ、アウトドアから日常での使い勝手の良さなど全方位での進化が図れた。

新型eKスペースでは、日常を安全・安心かつ快適に過ごせる“私の日常に安らぎが寄り添うクルマ”というコンセプトを踏襲し、内外装、走行性能、安全性能、運転のしやすさ、使い勝手など全方位での進化を図り、街中での取り回しの良さと、幅広い世代に親しまれるモダンで親しみやすいデザインを両立した他、ゆとりある室内空間を実現した。

RJCパーソンオブザイヤーを受賞した増岡 浩 氏は、ダカールラリーに「パジェロ」などで合計21回参戦し、2002年、2003年に日本人初の2連覇を果たした他、2012~2014年にパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム、2015年にバハ・ポルタレグレに、電動車で監督兼選手として参戦。量産車をベースとした競技車、量産部品や先行技術を採用する競技車での参戦を通じて得たノウハウを市販車に還元することで、カーボンニュートラルの一端を担う電動車の高性能化に貢献。さらに、三菱自動車が主催する「SUV 4WD体験試乗会」などを通じ、安全運転についての啓蒙活動を実施。現在はチーム三菱ラリーアートの総監督として「アジアクロスカントリーラリー」に参戦し、2022年、2025年にチームを総合優勝に導いた。

 

<今回の受賞におけるRJCからのコメント>

◆RJCカーオブザイヤー

軽スーパーハイトワゴンの視界や利便性の良さをさらに高めながら、低燃費や上質な走行性能を実現。内外装などにそれぞれ独自の仕様を盛り込むことによって、日産自動車と三菱自動車工業の合弁会社であるNMKVが企画し、日産自動車が開発したひとつのプラットフォームから、個性的な3車種を誕生させたことを評価した。

 

 

◆RJCパーソンオブザイヤー

選手として日本人初のダカールラリー2連覇を達成、監督としてチームを2度のアジアクロスカントリーラリー優勝に導くなど輝かしい実績を誇る。また、電動車での競技参戦により、環境問題に貢献する電動化技術の研究開発を推進。「4WD登坂キット体験イベント」ではデモドライバーを務め、安全運転の啓蒙活動にも積極的に参画していることも評価した。

 

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