DS オートモービルは10月9日、ブランドコンセプトの起源となった「DS 19」が誕生70周年を迎えたことを記念して、全国のDSオートモビル正規ディーラーにおいて、10月18日~26日まで「DS 70th Anniversary フェア」を開催すると発表した。
DS 70th Anniversary フェアでは、フェア期間中にWebサイトから来場予約のうえ商談を行った人を対象に、本年パリで開催されたクラシックカーイベント「レトロモビル」で展示された1969年型「DS 21 Pallas」をプリントした限定Tシャツをプレゼントする。
1955年10月6日にパリ・モーターショーで初公開されたDS 19は、来場者を驚嘆させ、自動車の常識を覆す存在として車の歴史にその名を刻んだ。
ハイドロニューマチック・サスペンションによる滑らかな乗り心地、油圧式ステアリングやブレーキによる操作性、未来的なフォルムは、当時の自動車業界に新たな基準を打ち立てた他、現在のDSオートモビルを形づくるブランドの哲学【「前衛的な精神」「サヴォア・フェール=匠の技」「フランス的エレガンス」】を体現した伝説的なモデルとして、世界の自動車史にも名を残した。
1958年に発表したプレステージモデルが大統領専用車として採用され、フランスの美意識と技術力を象徴する存在として広く認知されるようになり、さらに1960年代には、カブリオレや「DS 21」が登場。回転式ヘッドライトや電子制御インジェクションなどの革新的な技術を取り入れ、1975年までに累計150万台以上を生産。DSは芸術作品としても評価され、哲学者ロラン・バルトは「ゴシック大聖堂に匹敵する」と称賛した。
2014年には、DSオートモビルは独立したブランドとして新たなスタートを切り、以降、エレガンスと先進性を融合させたモデルを展開し、プレミアムブランドとしての個性と価値を構築した。
今回70周年を迎え、DSオートモビルは次なる章へと歩みを進め、100%電気の新たなフラッグシップモデル、「DS N°8(ディーエス ナンバーエイト)」の国内導入を来春に予定。
DS N°8は、新しいSUVクーペスタイルを表現する洗練されたデザインと、WLTPモードで航続距離691㎞(欧州仕様車参考値)を誇る先進の電動パワートレインなど、パリの美学と先進的なテクノロジーを融合したモデル。
◆「DS 70th Anniversary フェア」URL:https://www.dsautomobiles.jp/ds-experience/70-years_ds_automobiles.html