ホンダ、新型「プレリュード」9月5日発売、大空を滑空するグライダーから着想を得た内外装、e:HEVの新技術Honda S+ Shift搭載

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ホンダは9月4日、新型「プレリュード」を発表し、9月5日より発売すると公表した。

新型プレリュードは、大空を自由にどこまでも飛べるグライダーを発想の起点とし、優雅に滑空するような高揚感と非日常のときめきを感じさせるクルマを目指し、「UNLIMITED GLIDE」をグランドコンセプトに、ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」をさらに進化させ、「操る喜び」を継承しながら、環境性能や日常での使い勝手も追求した電動化時代の新しい「スペシャリティスポーツ」の先駆け・前奏曲(プレリュード)となるモデル。

 

<e:HEVの新技術Honda S+ Shiftを採用>

ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」に、ホンダ車初となる制御技術「Honda S+ Shift(エスプラスシフト)」を採用。モーター駆動でありながら仮想の8段変速で加減速時に緻密にエンジン回転数をコントロールし、あたかも有段変速機があるかのようなダイレクトな駆動レスポンスと鋭いシフトフィールを実現。

さらに、エンジン回転数と同期した迫力のある音をスピーカーから流すことでエンジンサウンドの音質を高めるアクティブサウンドコントロールシステム、これと協調し俊敏に反応するメーターなどにより、乗る人の五感を刺激し、よりドライバーとクルマが「Synchronize(一体化)」するような、爽快で意のままの走りを目指して開発された。

また、開発コンセプトのモチーフであるグライダーを体現する制御として、ニュートラルギアに入れたかのような減速度で走行する「コースティング制御」をホンダ車として初採用。走行時、前方の赤信号に向けて距離の長いアクセルオフをする時など、D(ドライブ)レンジの状態で減速セレクターを「+」に操作することで、再加速の必要性が減り、ペダル踏み替えによる操作の負荷を軽減する。

加えて、「SPORT」、「GT」、「COMFORT」の3つのドライブモードを備えている他、それぞれの特性が際立つ「Honda S+ Shift」の制御を組み合わせることで6種類の走りを楽しむことが可能。「INDIVIDUAL」モードも設定しており、パワートレーン、ステアリング、サスペンション、メーター、エンジンサウンド、アダプティブクルーズコントロールなど6項目をカスタマイズすることが可能。

 

<意のままに操れるハンドリング性能とスムーズな乗り心地を実現>

応答性の良いハンドリングとスムーズな乗り心地を両立させるため、高張力鋼板の積極的な適用や、アルミ製フロントフードの装備などにより、“剛”と“柔”をあわせ持つボディ骨格を採用。

また、卓越したハンドリング性能と路面追従性を実現するデュアルアクシス・ストラットフロントサスペンション、緻密にダンパー減衰力を制御するアダプティブ・ダンパー・システム、高剛性とVGR(可変ステアリングギアレシオ)による取り回しのよさを備えた高応答ステアリングシステム、トルクステアを抑制し操舵時の安定性を高める等剛性ドライブシャフト、リニアなブレーキフィールと高い耐フェード性で安心感の高いBrembo社製大容量フロントブレーキ、ノイズリデューシングタイプの高剛性19インチ大径ホイールなどを採用した他、ピュアスポーツ性能を追求したCIVIC TYPE Rのシャシーをベースに、プレリュード専用セッティングを施すなど、応答性の良いハンドリングとスムーズな乗り心地を実現。

 

<空を滑空するグライダーをイメージした外装>

グライダーで滑空するような高揚感を生み出す、低くシャープなフロントノーズ、抑揚のあるなめらかなボディライン、低くワイドなスタンスがダイナミックな走りを想起させる外観を演出。

ヘッドライトは、羽ばたく勢いを表現し、外側上方に伸びる細かいストライプを成形したマルチファンクションライトと、夜間の視認性向上に貢献するアダプティブドライビングビーム、アクティブコーナリングライトを採用。

また、ルーフにレーザーブレーズ技術を採用しルーフモールを廃止した他、ガラスプリントアンテナを採用し、スムーズでクリーンなルーフラインを実現。

さらに、開発コンセプトである「UNLIMITED GLIDE」を象徴する、フロント・リヤのバンパー下部のブルーアクセントが、伸びやかさと低い全高を強調。

他にも、フラッシュアウターハンドルや、上質さを表現するフロントグリルのブラッククロームメッキなどを採用した。

 

 

<滑空するような高揚感を感じさせる内装デザイン>

内装では、運転席だけでなく助手席も快適な空間を目指して開発が行われ、運転席と助手席のシートを作り分け、運転席はホールド性を高めてスポーツ走行に適した形状とする一方、助手席はほどよく包まれるような快適さを実現。

内装のメインカラーには「ブルー×ホワイト」を採用し、軽快感のあるホワイトに深いブルーでコントラストを付けたコーディネートで、プレリュードのコンセプトを表現。

また、やわらかな陰影のホワイト表皮やPRELUDEロゴの刺繍、乗降時のスムーズな足の出し入れを考慮したドアライニング形状など、きめ細やかな造り込みで特別感を演出した。

さらに、低く水平基調の視界、Dシェイプデザインのステアリングホイール、メタル製のパドル、PRELUDE専用のフルグラフィックメーターなど、走りへの期待感を高める室内空間とした。

 

 

<「Honda SENSING」を標準装備>

先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備。プレリュード専用セッティングを施し、乗員に快適で安心感のある自然な制御とした。

  • 衝突軽減ブレーキ<CMBS>
  • 誤発進抑制機能
  • 後方誤発進抑制機能
  • 近距離衝突軽減ブレーキ
  • 歩行者事故低減ステアリング
  • 路外逸脱抑制機能
  • 渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール<ACC>
  • 車線維持支援システム<LKAS>
  • トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 標識認識機能
  • アダプティブドライビングビーム
  • ブラインドスポットインフォメーション
  • 後退出庫サポート
  • パーキングセンサーシステム
  • 急アクセル抑制機能

 

<GoogleおよびBOSEプレミアムサウンドシステム搭載>

スマートフォンで使い慣れた機能をクルマでも使えるGoogleを搭載した9インチHonda CONNECTディスプレーを搭載している他、8スピーカーのBOSEプレミアムサウンドシステムを標準装備。

 

<Honda ON Limited Edition

新車販売オンラインストア「Honda ON」専用の車体色としてムーンリットホワイト・パール&ブラック(2トーンカラー)を設定し、数量限定で販売する。

 

【希望小売価格】617万9800円

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