日産、「エクストレイル NISMO」を発表、価格は541万6400円~596万2000円

all 自動車 新車情報

日産自動車は8月21日、「エクストレイル」をベースにした「エクストレイル NISMO」を発表した。発売は9月24日を予定している。

エクストレイル NISMOは、“情熱体験をもたらすグランドツーリングSUV”をコンセプトに開発が行われ、“より速く、気持ち良く、安心して走れる車”というNISMOロードカーの思想に基づき、レース技術のノウハウを活かした空力性能とデザイン性が両立したスタイリング、専用チューニングによる走行性能の高さを実現した。

 

「より速く、気持ちよく、安心して走れる車」を実現するためのシャシーとNISMO tuned e-4ORCE>

NISMO SUVとしてコーナリング限界の高さ、伸びのある加速、フラットで質感の高い乗り味を狙い開発。サスペンションに関してはショックアブソーバーにカヤバ製Swing Valveを日産モデルとして初採用し、車高の高いSUV特有の課題であるボディモーションの抑制と全ての乗員の乗り心地の確保という背反性能を両立し、高いスタビリティの上に上質さを確保。

電動駆動4輪制御技術e-4ORCEを「エクストレイル NISMO」専用にチューニングした「NISMO tuned e-4ORCE」は、リヤタイヤの駆動力配分を増やし、フロントタイヤを旋回方向に使う制御とすることで、旋回加速時の高いライントレース性を実現するとともに、ドライブモード毎に加速特性や前後駆動配分を専用チューニングすることで、雪道も含めた様々な走行シーンにおいて安心かつ気持ちの良い走りを実現。

さらに、NISMO tuned e-4ORCEの性能を最大限引き出すために、「アリアNISMO」でも高い評価を得ているミシュラン PILOT SPORT EVを採用。20インチ化に加えホイールのリム幅を広げることで、操舵応答性の向上を図った他、サスペンションやタイヤの変更に合わせてパワーステアリングにも専用チューニングを実施した。

 

グランドツーリングSUVに相応しい力強いパワートレイン>

グランドツーリングSUVのコンセプトにあわせ、VCM(ビークルコントロールモジュール)を専用チューニング。電動車としてのレスポンス・力強さを重視したSPORTモードと、加速の伸びを重視したAUTOモードを備えている。

 

NISMOらしさとSUVとしての機能性を両立した外装デザイン>

一目でNISMOとわかるデザインと高い空力性能に加え、オールマイティな走破性を兼ね備えたSUVの力強さと頼もしさを表現。

フロントのデザインは、グリル上部に横に伸びるダーククロムのアクセントを施すことで、シグネチャーランプと連続感を演出し、水平基調なワイド感を表現。センターにNISMOのロゴを配したフロントアンダースポイラーはダウンフォースを発揮。サイドアンダースポイラーもレッドアクセントでNISMOらしいデザインとしながら、車体底面の負圧領域を拡大することでダウンフォースを強化。リアにおいては下端をディフューザー形状としレーシングカーを想起させるリアフォグランプを配している。

専用の20インチアルミホイールは、センター部の開口面積を広くすることでブレーキの冷却効果を狙うだけでなく、ホイール外周部をフラットにし車体側面の風の流れを整流する効果も備えている。ENKEI社の「MAT工法」を用いることで軽量化と高剛性を両立した。

これらの性能向上のための機能的デザインにより、空気抵抗を悪化させることなく、ダウンフォースを生み出す。(基準車と比較し、揚力を29%低減)

 

スポーティさと快適さを兼ね備えた内装>

エクストレイルが誇る快適性と機能性をそのままに、黒を基調としながら随所にレッドアクセントを施すことで、NISMOモデルに代表される上質さとスポーティさを兼ね備えたコーディネートとした。

また、よりスポーティさを求めるユーザー向けに、「NISMO専用チューニングRECAROスポーツシート」をオプション設定。コーナリング時に体の動きを抑える高いホールド性を持ち、車と一体感あるドライビングを支援する他、パワーリクライニング機構やシートヒーター機能も備えることで高い快適性も兼ね備えている。

 

【希望小売化価格】541万6400円~596万2000円

 

Tagged