トヨタ自動車は8月5日、シエンタの一部改良を実施するとともに、モデリスタと共同開発したコンプリートカー“JUNO”を設定し、同日より発売した。
今回の一部改良では、新しい装備の追加・安全装備の拡充および人気のメーカーオプションの標準装備化により商品力の向上を図った。
<一部改良の詳細>
◆新しい装備の追加
- 電動パーキングブレーキ・ブレーキホールド機能を全グレードに標準装備とした。ブレーキホールド機能をオンのままPowerを切った場合、次回運転開始時にオンの設定が維持される機能を追加(トヨタブランド初)。運転する度にブレーキホールドを設定する必要がなくなり利便性を向上。
◆安全装備の拡充
- 先行車が停止した場合自車も停止する停止保持機能“レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)”を全グレードに標準装備
- ドライバーの運転継続の困難を検知した際の警告機能および車両操作機能“ドライバー異常時対応システム”を全グレードに標準装備
- 全グレード標準装備のプロアクティブドライビングアシスト機能(PDA)に車線内走行時の常時操舵支援機能を追加
◆人気のメーカーオプションの標準装備化
- ETC2.0+ドライブレコーダー(前後方)をXを除く全グレードに標準装備
- オートエアコンを全グレードに標準装備
<モデリスタと共同開発したコンプリートカー“JUNO”を新設定>
Zグレード(ハイブリッド車)をベースに、後席およびラゲージ部分を架装することで、「持ち運べる部屋」という新しいクルマの価値を提供するモデル。“JUNO”とは、ユーザーの自由なライフスタイルに「順応」に由来して付けられた車名。
着脱可能な家具モジュール(家具モジュールは積載物の扱い)を組み合わせることで、ユーザー専用の空間を作ることが可能。
◆架装のポイント
- 家具モジュールを容易に着脱可能にするために後席(2列目)およびフロア・ラゲージのカーペットを取り外し、家具モジュール取付構造を組み込んだ専用トリム・フロアを取り付け
- ベースモジュール、ベースモジュールラージ、クッションモジュール、サイドテーブル、ワークテーブルの5種の家具モジュールを組合せ、自由な空間を創り出すことが可能
- 家具モジュールは、チル、リフレッシュ、フォーカス、コンフォートの4種の架装メーカーパッケージオプションとして選択可能
- 家具モジュールは販売店オプションとして単品で購入可能
◆架装に伴う留意事項
- 後席部分を架装し2人乗り仕様に変更するため、登録時に4ナンバー区分に変更
- 架装メーカー工場での架装となるため持ち込み登録
- 荷室の利用は駐車時のみ。走行時の荷室への乗車は原則として法令で禁止
- 架装部位の復元は不可
- 架装部分の保証は株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(登録日から1年間または走行距離2万kmまで)
【希望小売価格】[シエンタ]207万7900円~332万2000円[シエンタ“JUNO”]365万4200円~385万2200円