日産自動車、25年度横浜市における自動運転モビリティサービスの実証実験の概要とパートナー企業を発表

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日産自動車は8月4日、横浜市で25年度に計画している自動運転モビリティサービスの実証実験の概要と参画するパートナー企業を発表した。

同取り組みは、2024年2月に発表した「日本国内における自動運転によるモビリティサービスの事業化に向けたロードマップ」の、複数台の自動運転モビリティのオペレーションを開始するフェーズ1に位置づけられる。

同実証実験では、横浜市のみなとみらい・桜木町・関内を含む市街地エリアにて、2025年度から26年度にかけて最大20台規模の自動運転車両(セイフティドライバーが同乗する自動運転SAEレベル2相当)を使用し、将来の自動運転モビリティサービスに必要な運営体制とサービスエコシステムの構築を目的としている。

なお、同実証ではBOLDLY株式会社、株式会社プレミア・エイド、京浜急行電鉄株式会社がパートナー企業として参画する。

また、日産がモビリティサービス事業の社会実装の実行を加速するために2025年3月に設立した日産と三菱商事株式会社の共同出資による合弁会社「Moplus株式会社」も実証の運営面について支援を行う。

日産は、同実証の検証結果を活かし、2027年以降の他地域でのサービス提供開始と遠隔監視設備を備えたドライバーレス(自動運転SAEレベル4相当)によるモビリティサービスの提供に取り組むことで、地域社会の交通サービスの課題解決に貢献し、誰もが自由に移動できる新しい交通サービスの提供を目指すとしている。

 

<2025年度の概略>

◆開始時期:2025年11月

◆実施内容:

  • 自動運転車両(セイフティドライバーが同乗する自動運転SAEレベル2相当)を用いたオンデマンド配車サービスの提供とその実用性の検証
  • 遠隔監視の運営体制に関する試験的な体制構築とサービス提供、及び、検証

◆参加方法:モニタ募集に応募 ※募集は今秋実施予定

 

<パートナー企業の役割>

  • BOLDLY株式会社:自動運転サービスの遠隔監視を行う監視システムの提供 等
  • 株式会社プレミア・エイド:監視システムを使用した乗客サポート業務 等
  • 京浜急行電鉄株式会社:交通事業者視点での運行・運用体制構築の支援 等
  • 日産自動車株式会社:実証の企画・運営主体、自動運転車両の提供と運行

 

 

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