トヨタ自動車とウーブン・バイ・トヨタ株式会社(以下「WbyT」)は8月4日、本年9月にPhase1オフィシャルローンチを迎えるモビリティのテストコース「Toyota Woven City(以下「Woven City」)」のInventors(インベンターズ)として、新たに12社が参画することを発表した。
Woven Cityは2020年のCESでその構想を公表して以降、2024年10月にはPhase1の竣工を迎え、現在はオフィシャルローンチに向けて実証の準備と仲間づくりを推進。
Woven Cityのインベンターズは、トヨタやWbyTを含むトヨタグループ企業だけでなく、社外の企業やスタートアップ、起業家など同じ志をもつ企業や個人も含まれており、トヨタが長年培ってきたものづくりの知見や、WbyTがもつソフトウェアのスキルなどの強みを生かしたツールやサービスを活用し、Weavers(ウィーバーズ)と呼ばれる住民・ビジターからリアルなフィードバックを受けながら、様々なインベンターズとのコラボレーションを通じて、新たなプロダクトやサービスの実証を行い、開発を加速する。
トヨタグループ各社も順次インベンターズとしてWoven Cityで実証すべく準備を進めており、本日時点で、株式会社豊田自動織機、株式会社ジェイテクト、トヨタ車体株式会社、豊田通商株式会社、株式会社アイシン、株式会社デンソー、トヨタ紡織株式会社、トヨタ自動車東日本株式会社、豊田合成株式会社、トヨタ自動車九州株式会社、計10社の参画が決定。
Woven Cityのインベンターズは上記に加え、本年1月に公表したダイキン工業株式会社、ダイドードリンコ株式会社、日清食品株式会社、UCCジャパン株式会社、株式会社増進会ホールディングス、およびトヨタとWbyTを合わせた計19社の参画が決定されている。
今後もスタートアップや起業家、大学・研究機関も参加できるアクセラレータープログラムも計画されており、詳細については8月25日にWoven CityのWebsite内で公開を予定している。
なお、1月時点で今秋以降予定と公表していたWoven Cityのオフィシャルローンチは本年9月25日に決定。単なる移動手段としてのモビリティだけではなく、ヒト、モノ、情報、そしてエネルギーを動かし、人の心をも動かすモビリティを通じて、ヒトや社会のためにできることを増やすことにチャレンジすると述べている。
<新たに参画するインベンターズ>
◆インターステラテクノロジズ株式会社
- 主な事業内容:ロケットの開発・製造・打上げサービス、人工衛星の開発・製造・運用サービス
- テーマ:ロケットの製造体制強化(Woven City内での実証ではなく、トヨタ・WbyTのモノづくりに関するノウハウ・人的リソースをインターステラテクノロジズ株式会社に提供し開発支援)
◆共立製薬株式会社:
- 主な事業内容:犬・猫用および畜水産動物用医薬品の開発・製造・販売・輸出入
- テーマ:ペットと人の「より良い共生社会のあり方」を探る