ホンダは7月28日、2025年秋に発売を予定している新型軽乗用EV（電気自動車）「N-ONE e:（エヌワン イー）」に関する情報をホームページで先行公開した。また、発売に先立ち、8月1日に先行予約の受付を開始する。
N-ONE e:は、カーボンニュートラルの実現に向け、日本における電動化推進のため、2024年10月に発売した軽商用EV「N-VAN e:」に続いて発売する乗用ユースの軽EV。
日本の市場に求められるEVのあり方を追求し、愛着の湧く外装デザインと、ゆとりある室内空間や取り回しの良さをホンダ乗用車の原点であるN360から継承しつつ、EVならではの力強くクリーンな走りと静粛性を加えることで、幅広いユーザーに支持されるスタンダードなEVとなることを目指し手開発された新型軽乗用EV。
何気ない毎日を生き生きと活発なものにする“日常のパートナー”として、日々の生活になじむシンプルさを追求するとともに、給電機能やV2H（Vehicle to Home）など、EVならではの便利で暮らしに役立つ機能も装備している他、航続距離ではWLTCモードで270km以上を達成。
＜愛着の湧く外装デザイン＞
外装では、N-ONEのデザインをベースに、EVならではのクリーンさを追加。フロントフェンダーやリア周りのガラスを含めたテールゲート全体の強く張りのある曲面により、上質な立体感とすっきりとした印象を両立。また、リアバンパーはフェンダーに沿って丸くしぼり、後方からもリアタイヤが見えるようにすることで軽快で安定したスタンスを表現した。
車体色には、「チアフルグリーン」、「プラチナホワイト・パール」、「ルナシルバー・メタリック」、「フィヨルドミスト・パール」、「シーベッドブルー・パール」の5色を設定。
＜快適な運転環境を目指した室内空間＞
視界に入るインストルメントパネル上部を薄く軽やかな造形とし、四隅や角を感じさせないようなデザインとすることで、室内の広がりを感じる空間とした他、インストルメントパネルやドアパネルの一部、ステアリングパッドに同系色の明るいカラーを用いることで、室内全体の一体感と水平基調の印象を高めることで快適な運転環境を実現。
また、ボンネットとインストルメントパネルの上面をフラットに仕上げることで、前方が見渡しやすく、車幅感覚もつかみやすい、安心して運転できる視界を追求。
さらに、機能ごとの操作スイッチを使いやすくするためにインストルメントパネル中央に集中的に配置し、中段には運転席からも手が届きやすいワイドトレーを設置することで利便性の向上を図った。
＜再資源材料を随所に採用＞
同社では、限りある資源を有効に活用するため、低エネルギーでの資源循環を可能にする「リソースサーキュレーション」に取り組んでおり、N-ONE e:においても枯渇性資源の使用を可能な限り抑え、再資源化することを目的にリソースサーキュレーションの取り組みを継続。
外装では、ホンダ車の廃棄バンパーを再利用した「バンパーリサイクル材」をフロントグリルに採用している他、内装では、インストルメントパネル部に植物由来のバイオ樹脂を水平アクセントとして使用し、フロアカーペットやインシュレーターには、使用済みペットボトルやホンダの従業員が使用した作業服を再資源化した素材を活用している。
◆N-ONE e:先行情報サイト：https://www.honda.co.jp/N-ONE-e/new/
