トヨタ・モビリティ基金、フィリピンでモビリティを活用した医療アクセス向上のための「Healthcare Mobility for All」プログラム開始

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一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(以下「TMF」)は7月28日、トヨタ・モーター・フィリピン財団(TMPF)とフィリピン総合病院(PGH)と連携し、「Healthcare Mobility for All/すべての人々のための医療モビリティ(HEAL)」プログラムの覚書を締結したと発表した。

同プログラムでは、モビリティを活用して受診者と医療従事者の病院へのアクセスを向上させることを目的に、2025年7月から2026年12月まで実施する。

フィリピンでは、医療サービスが不足している地域の受診者は、通院のために長時間かけて交通手段を乗り継ぎ移動する必要がある他、病院での待ち時間の長さが大きな負担となっていることに加え、早朝や深夜のシフト勤務の医療従事者の病院への通勤が課題となっている。

HEALプログラムでは、受診者や医療従事者の移動負担の軽減を図るとともに、受診者の病院での待ち時間の短縮も目指している。

 

<「HEALプログラム」の具体的な取り組み>

  • モバイルクリニック:PGHへのアクセスが困難な受診者に医療サービスを提供。移動車両に基本的な診断サービスを備え、PGHの予約システムとも統合。
  • 通勤用シャトルサービス:PGHの医療従事者、特に限られた交通手段しか利用できないシフト勤務のスタッフを対象に、安全で信頼性が高く効率的な通勤用シャトルサービスを提供。
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