BMW日本法人は6月9日、「320i」「328i」「328i グランツーリスモ」「428i」「428i グランクーペ」「523i」「523i ツーリング」「528i」「528i ツーリング」「528i グランツーリスモ」「X1 sDrive 20i」「X1 xDrive 20i」「X1 xDrive 28i」「X3 xDrive 20i」「X3 xDrive 28i」「X4 xDrive 28i」「X5 xDrive 40e」「Z4 sDrive 20i」全18車種の原動機(ウォーターポンプ)に不具合があるとして計2万1,385台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる製作期間は平成23年8月11日~平成30年6月29日。
不具合の部位は原動機(ウォーターポンプ)で、インテークパイプシールにおいて、設計検討が不十分なため、傷等によりインテークパイプ内に溜まったブローバイ凝縮液がインテークパイプとターボチャージャーの接続部から漏れた場合、ウォーターポンプのコネクタに滴下することがある。そのため、ウォーターポンプのコネクタ内の端子の腐食が進行し、最悪の場合、端子が短絡して異常過熱が発生し、火災に至るおそれがある。
改善措置は、全車両でインテークパイプのシールを点検し、劣化が認められた場合は交換する。 また、ウォーターポンプ側とハーネス側のコネクタを点検し、状況に応じて清掃の実施、あるいは、ウォーターポンプ本体とハーネス側のコネクタを交換する。 また、全車両、コネクタにスプラッシュガードキャップを後付けする。