ボルボ「XC60」の大幅刷新を実施、内外装デザインを刷新、ディスプレイを11.2インチに大型化、次世代のユーザー・エクスペリエンスをの採用

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ボルボ・カー・ジャパンは6月2日、プレミアム・ミッドサイズSUV「XC60」の仕様変更を実施し、同日より発売した。

2017年に国内導入されたXC60は、2024年までに累計で約23,000台を販売しているボルボのフラッグシップモデル。現行モデルでは、これまでに世界中で150万台以上が販売され、2024年には過去最高の年間販売記録を達成した。

今回の大幅刷新では、次世代のユーザー・エクスペリエンスの採用、内外装デザインのリフレッシュ、快適性の向上と環境負荷の低減などの進化が図られた。

 

<次世代のユーザー・エクスペリエンスを採用>

センターディスプレイは9インチから11.2インチに大型化され、従来と比べて解像度が21%向上。さらに、Qualcomm Technologies社の次世代のコンピューター基盤Snapdragon Cockpit Platformの導入により、Googleを搭載したインフォテインメントシステムは、従来と比べて、情報処理速度は2倍以上に、グラフィック生成速度は10倍に向上し、より快適でスムーズな操作を実現した。

新しいホーム画面は、EX30やXC90などの最新のボルボ車と同様の新しいインターフェイスを備えたグラフィックになり、より快適な次世代のユーザー・エクスペリエンスの提供を実現。新しいインターフェイスでは、ホームボタンを押すことにより、地図などが表示されるメイン画面にワンタップでアクセス出来るようになった他、ドライブモードの選択がより使いやすくなり、ホーム画面の「ドライブモード」ボタンから、最適なドライブモードにワンタップでアクセスが可能。

また、ウィジェット機能により、お気に入りのメディアやハンズフリー通話などに簡単に切り替えが可能な他、コンテクスチュアルバーでは、走行状況などに応じて、例えば低速になると車外カメラのアイコンが表示されるなど、使い勝手を向上した。

 

洗練されたデザインに刷新>

外装では、より現代的で洗練された印象に刷新。フロントグリルは、最新のXC90とも共通する、ボルボのアイコンであるアイアンマークとシンクロした2方向から伸びる斜線が重なり合うデザインを採用。また、新たなホイールデザインと、ダークカラーに変更されたフルLEDテールライトが力強さを演出。車体色には、新色「フォレストレイク」「オーロラシルバー」「マルベリーレッド」がラインアップに追加された。

内装では、レザーフリー素材の採用を拡大。最上級のUltraグレードでは、従来のファインナッパレザーに加え、100%リサイクルポリエステル素材「ネイビー・ヘリンボーンウィーブ」を無償オプションに設定。また、Plusグレードには、従来の本革シートに替わり、リサイクル素材とバイオベース素材から作られる「ノルディコ」シートを標準装備した他、全グレードにテイラード・ダッシュボードやオレフォス社製クリスタルシフトノブを採用するなど、スカンジナビアンデザインならではの上質で心地よい空間の演出と、さらなる環境負荷の低減を実現。また、トンネルコンソールには、より利便性を高める変更が加えられており、新デザインの2+1のカップホルダーや、より使いやすい位置に配置されたスマートフォンのワイヤレス充電器などを採用し、使い勝手を向上。さらに、ピラーやエンジンルーム等への遮音材の追加採用により、キャビンの静粛性を向上した。

 

<安全性能の向上>

安全面では、パイロットアシストにエマージェンシー・ストップ・アシスト機能が追加され、「パイロットアシスト」作動中に、ドライバーが両手でステアリングホイールを握るよう求められても反応しない場合に、自動で車を安全に停車する。

 

<マイルドハイブリッド2車種とプラグインハイブリッド1車種をラインナップ>

マイルドハイブリッドの「Plus B5」、「Ultra B5 AWD」、プラグインハイブリッドの「Ultra T6 AWD Plug-in hybrid」をラインナップしており、B5パワートレーンでは今回新たにミラーサイクル化され、従来比で燃費効率を約5%向上した。

 

【希望小売価格】789万円~1,029万円

 

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