埼玉県春日部市、日産自動車、埼玉日産自動車、日産サティオ埼玉、日産プリンス埼玉販売の5者は1月21日、「ゼロカーボンシティ かすかべモデル」の実現に向けて電気自動車(EV)を活用する連携協定を締結したと発表した。
春日部市は、脱炭素による新たなまちづくりのため、国の重点対策加速化事業を活用し、「ゼロカーボンシティ かすかべモデル」の構築を進めており、防災機能(レジリエンス)の強化や、公共交通のグリーン化、持続可能な近郊農業、市民と協業した脱炭素の推進など、市が抱える地域課題の解決を事業者および市民と連携して行っている。
また日産自動車では、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、エネルギーマネジメント、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズム、地域交通、次世代教育を通じ、脱炭素化、強靭化(災害対策)の実現により社会変革を促す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を国内の販売会社と共に推進。EVの普及によるゼロ・エミッション社会構築を目指し、SDGsの達成や地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体・企業と連携を行っている。
今回は、脱炭素化や強靱化の実現を目指す春日部市が日産自動車の推進する「ブルー・スイッチ」に賛同し、協定締結が実現した。5者は、春日部市が目指す「ゼロカーボンシティ かすかべモデル」の実現に向け、EVの積極的な活用により脱炭素社会を推進し、環境・防災対策等、本協定締結に基づく様々な取り組みを行い、持続可能なまちづくりに向け共創すると述べている。
<連携項目と取り組み内容>
①EVの普及促進、利活用に関すること
- EVの普及促進を図るため、春日部市、日産自動車、埼玉日産自動車、サティオ埼玉および日産プリンス埼玉販売は、EVの「走る蓄電池」の啓発活動を通じて、市民の環境・防災意識向上を目指すとともにEVの普及を図る。
②災害におけるEVの活用に関すること
- 春日部市で災害を起因とする停電が発生した際、日産の販売店舗に配備しているEVを避難所等の非常用電源として活用する。