独アウディは10月29日（現地時間）、「A6 e-tron」に新たに後輪駆動のエントリーモデルとquattroモデルを設定し、現地で発売した。
今年の7月に開催されたワールドプレミアにおいて、新型A6 e-tronの2種類のラインナップが発表された。後輪駆動のA6 e-tron performanceは、システム出力270kW（ローンチコントロール時は280kW）、スポーティなS6 e-tronではquattro四輪駆動で出力370kW（ローンチコントロール時は405kW）を発揮。
今回新たなバリエーションとして、後輪駆動で総電力量83 kWhの小型バッテリーを搭載した手頃なA6 e-tron（正味容量75.8 kWh）と、quattro四輪駆動で総電力容量100 kWh（正味容量94.9 kWh）の大容量バッテリーを搭載したモデルが追加された。
新しく追加された後輪駆動のA6 e-tronは、システム出力210kW（ローンチコントロール時240kW）、0-100 km/h加速6秒を実現。800Vの技術で最大225kWを出力するDC急速充電により、最適な充電ステーション（ハイパワー充電、HPC）を使用した場合、Sportbackではわずか10分で最大260km、Avantでは最大245km相当の充電が可能。充電レベル（SoC）は21分で10％から80％まで増加する。
また、A6 Sportback e-tronの一充電走行距離は最長627km、A6 Avant e-tronの一充電走行距離は最長598km。A6 Sportback e-tronはA6 e-tronファミリーの中で、最も経済的なバリエーションとなる。
新しく追加されたquattroモデルは、システム出力315kW（ローンチコントロール時340kW）で、0-100 km/h加速4.5秒を実現。A6 e-tron quattroは、最大270kWの充電容量を持つHPCでは、Sportbackの航続距離はわずか10分で最大290km、Avantは最大280km相当の充電が可能。充電レベルは21分で10％から80％まで増加する。一充電航続距離はA6 Sportback e-tron quattroで最長716km、A6 Avant e-tron quattroで最長685kmとなる。
