BMW日本法人は11月1日、日本国内で新車として販売する全てのBMWモデルおよび全てのMINIモデル、さらに、一部のモデルを除き、過去に販売した約40万台のBMWモデルおよびMINIモデルが、救急自動通報システム「D-Call Net」に対応したと発表した。
D-Call Netは、一般的にAACN(Advanced Automatic Collision Notification)と呼ばれる、車両のコネクティッド技術を活用した救急自動通報システムの一つ。交通事故発生時に車両のデータを国内の事故データ約280万件をベースとしたアルゴリズムに基づき自動で分析、死亡重症率を推定し、全国約720か所の全消防本部と、全国で46道府県、55機、64病院の協力病院(2024年10月現在)に通報、ドクターヘリやドクターカーの早期出動判断につなげ、交通事故での救命率向上を目指すもの。
今回の対応により、ドクターヘリやドクターカーが必要となるような万が一の事故の際、従来は、救急隊が現地に赴き、現地にて状況を確認してからドクターヘリやドクターカーを要請していたが、今後は、事故が起きた際に自動でドクターヘリやドクターカーの必要性が判断され、救命活動に向かうことで救命率の飛躍的な向上が期待できるとしている。