BMW「M2 クーペ」をフルモデルチェンジ、直列6気筒エンジンを進化して最高出力480PSにアップ、6速MT搭載モデルも設定

all 自動車 新車情報

BMW日本法人は10月29日、「M2 クーペ」をフルモデルチェンジし、同日より全国のBMW正規ディーラーを通じて注文受付を開始した。なお、納車は25年4月からを予定している。

BMWの高性能モデルを手掛けるBMW M社が開発した新型M2は、1985年に登場し高性能スポーツ・カーのベンチマークを確立した「初代M3」と、1973年に誕生したスポーティで美しいデザインと卓越した運動性能を特徴とした「2002 ターボ」の伝統を継承する、最もコンパクトなBMW Mモデルであり、2016年に初代M2が発表され、今回発表した新型M2は、二世代目となる。

新型M2は、BMW M社が開発する高性能マシンMモデルのうち、本格的なサーキット走行で培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルに位置付けられる。

 

<直列6気筒エンジンを進化し、最高出力480PSに向上>

パワートレーンには、先代モデルに搭載されていた直列6気筒エンジンを進化し、最高出力480PS、最大トルク550Nm(マニュアル・トランスミッション搭載モデル)最大トルク600Nm(オートマチック・トランスミッション搭載モデル)を発揮する高効率3.0リッター直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載。

トランスミッションには、サーキット走行から街中走行まで対応するドライブロジック付きの8速Mステップトロニック・オートマチック・トランスミッションと、ドライバーの意のままにシフト・アップ、ダウンが可能な6速マニュアル・トランスミッション搭載モデルを設定した。

また、セグメント唯一の後輪駆動コンセプトと約50:50の理想的な前後重量配分により、俊敏なハンドリングと卓越したロード・ホールディング性能を発揮し、BMW Mモデルらしいパワフルなスタイリングと共に高いコーナリング性能を実現。さらに、ドライバーの好みに併せて2パターンのセッティングか可能なM Driveや、Mアダプティブ・サスペンションを標準装備した。

 

<パワフルで存在感のあるエクステリアデザアイン>

2シリーズ クーペをベースとしつつ、大きく左右に張り出した四角型基調のエア・インテーク、ヘッドライト周りのデザイン、横バーを採用した直線的なデザインのフレームレスのキドニー・グリル、横方向にワイドにしたフロント・ホィール・ハウス等により、存在感のあるフロントフェイスに刷新。

リアでは、LED技術を取り入れスモーク処理されたコンパクトなテール・ライト、後部をキックアップさせた厚みのあるトランク形状、Mハイ・パフォーマンス・モデル伝統の存在感のある4本出しエキゾースト・パイプ、空力特性の改善に寄与する立体的なリア・ディフューザー等の採用により、シンプルながらスポーツ・クーペにふさわしいグラマラスで存在感を強調。

サイドでは、2シリーズ クーペの伸びやかなサイド・デザインと居住性はそのままに、特に、フロントおよびリアのバンパー・デザインを力強く大きくすることで、パワフルな走りを表現。サイド・スポイラーは、2シリーズ クーペに対して大型化し、ボディ同色とする事で、安定感を表現した他、全高を低くすることで、低重心化と共に、大径ホイールと相まって、レーシング・カーのような迫力を演出している。

 

 

<上級モデルのM3、M4と共通のコンポーネントを多く採用した内装>

上級モデルのM3、M4と共通のコンポーネントを多く採用しており、iドライブ・コントローラー、タッチ操作が可能な視認性に優れたカーブド・ディスプレイ、Mスポーツ・シート、フロント・シートに内蔵されたイルミネーション付きのM2ロゴ等を装備している他、コンパクトながら大人2名乗車が可能なゆとりのある後席を確保。また、サーキット走行に適したMカーボン・バケット・シートをオプション設定したのに加え、多点式シートベルトにも対応し、横方向のGを強力にサポートするMカーボン・バケット・シートは前席2脚で約10kgの軽量化も実現する。

 

 

<最新世代の安全機能・運転支援システムを搭載>

高性能カメラ&レーダー、および、高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した最先端の先進安全機能ドライビング・アシストやパーキング・アシスタントを標準装備している他、BMWコネクテッド・ドライブ、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント等を採用した。

 

【希望小売価格】998万円

Tagged