キャブコンで実績のあるエアコン＆エボライトをバンコンで実現
「乗る・積む・寝る」といったキャンピングカーの基本をしっかり抑えた、トヨタ・ハイエース・スーパーロングベースのバンコン「リーク」シリーズに、新モデル「リークⅢ」が新設定された。
東京キャンピングカーショー2023で初披露された
リークⅢは、軽量で質の高いPVC家具の採用や室内レイアウトは既存モデル「リークⅡ」の基本設計を受け継ぎつつも、新設定として家庭用エアコンと急速充電システム「エボライト」を標準装備。電気の安定供給を実現する「エボライト」の採用により、一晩エアコンを使って消費した電気を、翌日の走行やアイドリングでしっかりリカバリーする万全のシステムをバンコンで実現した。
ベイウインドウ（出窓）を持つ基本レイアウトはリークⅡを踏襲
家庭用エアコンは、サイドエントランスを入って右手側、ダイネットとリヤベッドスペースのちょうど中間あたりのキッチン・冷蔵庫スペース上部に備え付けてあり、直接風があたらないよう配慮。エアコンもダイキンの薄型モデル「リソラ」が備え付けられており、圧迫感がなく、インテリアに調和するパネルデザインなのもうれしいポイントだ。
家庭エアコンは圧迫感のない薄型タイプで、室外機は車体下部に設置される
ウルトラ断熱「エアフォリア」採用でペット連れでも安心の断熱効果
また、車室内の空調環境をより高めるために断熱効果も見直し、今年デビューしたフィアット・デュカトをベースにしたバンコン「フォルトナ」に新採用した断熱素材「エアフォリア」をリークⅢにも導入。家庭用エアコンと新断熱構造の相乗効果で、夏期や冬期のクルマ旅でも快適な車中泊ができる居住性を獲得した。
ウルトラ断熱「エアフォリア」を側面や天井、背面に施工
特にペットを伴っての旅行では、車内の温度を適温に保てる家庭用エアコンの存在は、大きな利点。エンジンを切った状態での使用も気兼ねなくできるので、ペットのお留守番も安心できる。
室内はセパレートタイプで非常に使いやすく、ダイネットとベッドスペースを両立できる
初披露は7月1〜2日の「東京キャンピングカーショー2023」。その後は、アンコール試乗会の会場に展示される予定なので興味のある方はぜお店で実車を体感してみよう。
東京キャンピングカーショー2023での注目度も高く多くの来場者が見学をしていた
